さとうなおきの「週刊アジュール」 第113回
Azure FunctionsのPythonサポート、Linux従量課金プランがGAに
Azure App ServiceのLinux Premium v2プランを値下げ
2019年09月30日 10時00分更新
Azure App Service:Linux Premium v2プラン値下げ、マネージドID
Azure App Serviceは、ウェブアプリ、ウェブAPI、モバイルバックエンドをホストするためのサービスです。
LinuxベースのAzure App ServiceのPremium v2プランの価格が、平均で35%値下げされました。Standardプランをお使いの場合は、Premium v2プランへの移行をお勧めします。
マネージドIDには、システム割り当てマネージドID、ユーザー割り当てマネージドIDがあります。
WindowsベースのAzure App Service、Azure Functionsでのシステム割り当てマネージドIDのサポートは、GAになっていました。そして、2018年11月に、WindowsベースのAzure App Service、Azure Functionsでのユーザー割り当てマネージドIDのサポート、LinuxベースのAzure App Service、Azure Functionsでのシステム/ユーザー割り当てマネージドIDのサポートが、パブリックプレビューになっていました。
今回、これらの機能がGAになりました。これによって、Windows、Linuxの両方で、システム/ユーザー割り当てマネージドIDの両方がGAになったことになります。
- 更新情報「General availability of user-assigned managed identities for App Service and Azure Functions」
- 更新情報「General availability of Managed Identity for Linux in App Service and Functions」
Azure Functions:Pythonサポート、Linux従量課金プラン
Azure Functionsは、サーバーレスアーキテクチャのFaaS(関数サービス)です。
2018年9月のIgnite 2018カンファレンスでプレビューになっていたLinuxベースのAzure FunctionsのPythonサポートが、GAになりました。Python 3.6がサポートされています。
2018年9月のIgnite 2018カンファレンスでプレビューになっていたLinuxベースのAzure Functionsの従量課金プランが、GAになりました。
Azure App Serviceのセクションで紹介した通り、WindowsベースのAzure Functionsでのユーザー割り当てマネージドIDのサポート、LinuxベースのAzure Functionsでのシステム/ユーザー割り当てマネージドIDのサポートが、GAになりました。
- 更新情報「Python support in Azure Functions is now available」
- 更新情報「Azure Function Consumption plan for Linux is now available」
- ブログポスト「Announcing the general availability of Python support in Azure Functions」
Azure Kubernetes Service (AKS):エグレスロックダウン
Azure Kubernetes Service (AKS)は、マネージドKubernetesサービスです。
Azure Kubernetes Service (AKS)で、エグレスロックダウンがGAになりました。エグレスロックダウンは、AKSクラスターからの送信トラフィックで送信可能なポートやアドレスを制限する機能です。
Azure DevOps:スプリント156、Slack向けのAzure Reposアプリ
Azure DevOpsは、Azure Pipelines(CI/CDパイプライン)、Azure Boards(作業追跡ツール)、Azure Artifacts(パッケージ生成/共有)、Azure Repos(プライベートGitリポジトリ)、Azure Test Plans(テストソリューション)で構成される、開発チーム向けのサービスです。
7月にリリースされていたスプリント155に続いて、Azure DevOpsのスプリント156のアップデートがリリースされました。
スプリント156では、Azure Boardsでのシステムピックリストの値のカスタマイズなどの新機能があります。
- 更新情報「New enhancements to Azure Boards are now available」
- ブログポスト「What’s new in Azure DevOps Sprint 156」
- リリースノート
Slack向けのAzure Reposアプリが利用可能になりました。
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