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iPhone 11、ASCII徹底大特集! 第57回

5G対応前最大のアップデート:

アップルApple Watch Series 5先行レビュー:「iPhoneの次」のテクノロジー

2019年09月18日 23時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●バッテリーとの葛藤を克服したディスプレー

 Apple Watch Series 5最大のニュースであり、既存ユーザー全員が買い換えるべき理由となったのが新しい常時点灯ディスプレー。使い始めた1日目で「いままでなんてムダなことをしていたんだろう」とため息がでました。ちょっと時間を確認するために、手首を返す動作を毎日何度も、何十回も繰り返していたからです。

 新しいディスプレーは、手首を返さず、そのままでも時間が確認できます。省電力性に優れるLTPO有機ELディスプレーと、ダークモード中のリフレッシュレートを60Hzから1Hz、つまり1秒に1回にまでおさえることで、大幅にバッテリー消費をおさえたのです。

 ウェアラブルデバイスに限らず、スマートフォンなど、バッテリーで動作するデバイスは「いかにサボるか」を追及するテクノロジーでもあります。聞こえは悪いですが、サボることはすなわちバッテリーを消費しないことを意味します。

 アップルは2018年10月、Dialog Semiconductorの知的財産や従業員などを6億ドルで買収し、メインチップ、グラフィックスに続き電源管理チップも自社設計へと切り替えました。

 特に2019年モデルのiPhoneに搭載されたA13 Bionicは、性能向上と消費電力削減を両立させており、iPhone 11 Pro Maxは20時間のビデオ再生を実現するiPhone最長のバッテリーライフを実現しています。

 こうして「いかにバッテリーをケチるか」を追及している、特にデバイスサイズも小さなウェアラブルにおいて、ディスプレーをつけっぱなしにするというのは、暴挙ともいえますし、避けられるものなら避けるべきことだったはずです。

 しかし、「普通の腕時計にはできるがスマートウォッチにできない」ではアップルが満足しなかったのでしょう。前述のような工夫を施し、常時点灯のディスプレー実現にこぎ着けました。

 Androidスマートフォンでもすでに常時点灯させて時計を見られる仕組みが採用されていますが、今後はiPhoneにも、Apple Watchで実現したテクニックを用いた常時表示を盛り込んでくることになるかもしれません。

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