UQコミュニケーションズは12日、都内でメディア向け発表会を開催。UQ mobileにおける、分離型の新料金プラン「スマホプラン」を発表、10月1日から開始する。家族で契約すれば、月1480円でずっと使えるという点をアピールしている。
2年目も3年目以降も月1980円から、家族で契約で月1480円
通話定額はオプションに
電気通信事業法の改正により、分離型プラン、長期契約時の解除料が1000円以下であることが10月から求められるが、UQ mobileも契約期間/契約解除料無しの新プランに移行する。
また、UQ mobileの料金プランと言えば、“サブブランド”の対抗であるY!mobileを意識した内容だったが、10月以降の新プランでは先行して発行したY!mobileのプラン(「Y!mobile、分離型の新料金プランを10月導入 契約期間が無くなり最大12%の値下げ」)とは内容が異なっている。
具体的には「スマホプランS」の場合、月3GBのデータ通信量が付いて月1980円(以下、すべて税抜)。しかも通信量、料金ともに契約から一定期間といった制限はなく、ずっとこの料金であることを売りにする。そして、家族で複数回線を契約した場合は、2回線目以降は月500円が割り引かれ、月1480円~となる。「スマホプランM/L」についても通信量が異なる以外は同様で、それぞれ月9GBで月2980円、月14GBで月3980円。
なお、この新しいプランには国内通話定額などは含まれていない。音声通話を多く利用するユーザーは、1回10分までの通話が定額になる「かけ放題」は月700円、1ヵ月60分までの通話が利用できる「通話パック」は月500円。また、利用しきれなかった通信量が翌月に持ち越しできる「データくりこし」、通信速度を300kbpsに制限することで通信量を消費しない「節約モード」は継続して提供される。なお、現行プランは9月30日で受付終了。現ユーザーについては、1回目の契約満了月経過以降は今回の新プランへの以降が可能。
発表会で登壇した、同社代表取締役社長の菅 隆志氏は、現行プランにおける2年目、3年目以降に変わる料金について、店頭で契約者に詳しく説明することが求められ、シンプルなプランにすることで双方にメリットがあるとする。また、MNOを含めた競合が、料金を下げてきたときは魅力がある料金にする必要があるとし、他社の動きを見て、臨機応変に考えていきたいと語った。
一部誤解を招かないよう記述を変更いたしました。(9/12 14:45)