アップルは8月28日(現地時間)、Siriのクオリティーを評価するプロセス(グレーディング)において、録音した音声サンプルを用いたプロセスを廃止したと発表。
併せて、Siriのプライバシー保護機能を強化することを明らかにした。ひとつは、デフォルト設定でSiriとユーザーのやりとりの音声記録を保持しないようにするというもの。なお、コンピューターが生成した書き起こしは、Siri改善のために今後も使用するとのこと。
ふたつ目は、自身の音声サンプルを用いたSiriの改善プログラムへの参加有無を、ユーザー自身で決定できるようになるというもの。参加を許可した場合はいつでも取り止めることが可能。
改善プログラムへの参加を選んだ場合、Siriとのやり取りの音声サンプルを聞くことができるのはAppleの従業員のみとのこと。なお、意図せずSiriを呼び出してしまったと判断された音声録音は削除する。
グレーディングは、保護機能の強化をしたうえでソフトウェアアップデートの提供を開始した後、今秋再開予定とのこと。