スタンダードノートパソコンとしては基本性能高め、キーボードのタイプ音は静かでどこでも作業できる
半日使えて大きめの画面で作業できる15.6型ノートPC「dynabook AZ55」
2019年08月23日 09時00分更新
Dynabookの「dynabook AZ55/G」は、2018年夏モデルの15.6型ノートパソコン。試用機の構成は、CPUがCore i7-8550U、メモリーが8GB、ストレージが256GB SSDとなっている。ウェブブラウジングやOfficeソフトでの作業、動画視聴といった一般的な作業には十分すぎる性能を持っているのが特徴だ。
なお、Dynabook Directでは同シリーズの2019年春モデル「dynabook AZ55/M」が販売中だ。こちらはdynabook AZ55/Gと同じくCore i7-8550U、8GBメモリーを搭載し、ストレージは256GB SSD、512GB SSD、1TB HDDから選択できる。外観もdynabook AZ55/Gと変わらないので、購入の際はコチラをチェックしてほしい。
前回は外観を取り上げたが、今回は使い勝手について紹介しよう。
dynabook AZ55/Gのポイント
・一般的な用途で活躍する据え置き型ノートパソコン
・バッテリー駆動時間は14時間とほぼ半日使える
・一般的な作業からちょっとした写真編集まで使える性能
静かなタイプ音で場所を選ばず作業できる
dynabook AZ55/Gのキーボードは、アイソレーションタイプとは異なり、キーとキーの間隔を詰めたタイプとなっている。キー配列は106タイプを採用しており、個人的には使いやすいと感じたが、アイソレーションタイプのキーボードに慣れている人は、初めはすこし戸惑うかもしれない。キーストロークは1.5mmと浅めで、打ち心地については申し分ない。打鍵音は静かで、場所を選ばずに作業できるのもポイントとなっている。
アイソレーションタイプではない分、テンキー付きながら文字・数字キーの1つ1つの大きさはしっかり確保されているイメージ。唯一、エンターキーが少し小さめなのが気になるが、使っていればすぐに慣れることができた。
バッテリー駆動時間は14時間とほぼ半日使える
dynabook AZ55/Gのバッテリー駆動時間は公称で約7.5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)とされているが、実際はどうだろうか。そこでバッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って、dynabook AZ55/Gの駆動時間をチェックしてみた。
BBenchでは、「電源プラン(推奨)」、画面の明るさを「40%」に設定し、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定。満充電状態からバッテリー残量2%になるまでの時間を計測した結果、約14時間47分と公称以上の駆動時間を記録した。用途によっては時間は前後するが、ほぼ半日使える見込みなので、ちょっと外出先に持ち運ぶ、会議に持っていく程度であれば、ACアダプターなしでも心配は必要ない。
基本性能高めでマルチに活躍する性能
最後に、dynabook AZ55/Gのマシンスペックを計測すべく、Windowsシステム評価ツールの「WIN SCORE SHARE」を使ってみた。実際に検証したところ、Core i7-8550Uと8GBメモリーはともに「9.1」、256GB SSDは「8.2」と高いスコアを算出した。一方、インテル UHD グラフィックス 620のスコアは「6.1」。動画編集など重めの作業や高負荷のゲームをプレーするのは厳しいだろう。しかし、スタンダードノートパソコンとしての基本性能は高めなので、普段作業だけでなく、ブラウザーゲームや軽めの写真編集などであれば十分快適にできる性能を持っている。
次回はベンチマークテストを実施してdynabook AZ55/Gの性能をチェックしていく。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | dynabook AZ55/G |
CPU | Core i7-8550U |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット) |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | マイク入力/ヘッドフォン出力端子×1、USB 3.0×4、ミニD-sub 15ピン×1、有線LAN×1、HDMI出力端子×1 |
内蔵カメラ | 約92万画素ウェブカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅379.0×奥行257.9×高さ23.9mm/約2.4kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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Dynabook製ノート共通の注目ポイントとして紹介しておきたいのが、その価格。「dynabook AZ55/M」(512GB SSD、Office非搭載モデル)の場合、Dynabook Directの直販価格は13万3920円からなのだが、Room dynabookID会員価格は10万7784円(8月21日現在)からとなっている。512GB SSD、Office搭載モデルを選択した場合も12万6144円(8月21日現在)から購入可能だ。
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