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スティックのり牙城崩壊!

CPUグリスと熱伝導シートの代用品をRyzen 9 3900Xで再探索

2019年08月18日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII編集部

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 以下の代用品の使用は想定外のPC運用となるので、PCが壊れても自己責任となる。真似することはおすすめしない。

 さらに腐食する可能性が大幅アップするため、万が一試してみようと思ったときは、短期間の使用にとどめ、使用後もグリス(の代用品)を無水エタノールやパーツクリーナーでしっかり拭き取る必要があることを忘れないでもらいたい。

スティックのり

 まずは前回王者であるスティックのりから見ていく。塗布自体は使用したスティックのりの色が入っており、塗り漏れがなくやりやすい。

 温度の傾向も無難であり、信頼できる安定性である。ただ使用後、スッポンするほどではないが、はずそうと思うとやや堅いほか、無水エタノールでの除去がすんなりいかない問題もある。

スティックのりを塗った状態

計測終了の状態。最近のスティックのりは、塗ってしばらくすると色が消える

CPUクーラー側のヒートパイプ間に試料がこびりついて大変清掃が面倒だった。これは今回試したほぼすべてのものでも同様だ

ロウソク

カメヤマ製を採用

 防災グッズの中にあるだろうということでロウソクを調べた。塗布というか、こすりつける形を採用。これはこれでやりやすいので、スティックのりよりもお手軽。ただカスが生じるので、周辺にこぼれないよう注意したい。

 計測結果は上記の通り。負荷開始でサクッと90度を越えたが、そのあと一気に冷えている。サーマルスロットリングのおかげとおもったが、周波数はとくに低下していなかった。熱によりロウが溶けて、隙間がなくなった可能性もある。

ロウソクを垂らすと絵的にいいかと思ったが、編集部の火災報知器の仕様確認が手間だったので、こすりつけた。ちなみに撮影し忘れたのだが、計測後はややロウが広がっていたので、気持ち融解したようだ

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