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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第302回

Facebookでの人間関係疲れを避ける10のテクニック

2019年08月15日 10時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII編集部

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SNS疲れを避けるワザ その7
余計なトラブルをなくしたいなら友達リストは限定公開にしておく

 初期設定で友達リストは公開されているが、これも立派な個人情報といえる。誰とつながっているかをチェックされるのがストレスになる人もいるだろう。中には、自分の名前を利用して、友達に勝手にコンタクトを取り、出会いやビジネスに利用しようとする輩もいる。友達リストはある程度、公開範囲を絞っておくとトラブルを回避できるだろう。

 「設定」の「プライバシー」から「検索と連絡に関する設定」にある「友達リストのプライバシー」設定を変更すればいい。

「プライバシー設定」の「友達リストのプライバシー」をタップする

「友達リストのプライバシー設定」を「友達」や「一部の友達」などに変更する

SNS疲れを避けるワザ その8
投稿の共有範囲を理解して、設定する

 美味しいレストランで食事をしたので投稿したいのに、会社の上司だったり、家族だったりとつながっているから投稿しにくい、というケースもある。そうなると途端にSNSはストレスになる。

 そういう場合は共有範囲を限定しよう。見せたくない人を除外することもできるし、見せたい人たちをグループ化しておくこともできる。投稿を見て欲しい人を「親しい友達」に登録し、投稿する際は常に「親しい友達」だけに公開するようにすればいい。

プロフィールの友達アイコンから、その人を分類する

投稿時に、自分のアイコンの横にある投稿範囲のボタンをタップする

投稿範囲を選択する

SNS疲れを避けるワザ その9
知らない人から連絡を受け取りたくない

 筆者はビジネスの相談などで飛び入りの連絡があるのでフルオープンにしているが、見知らぬ人から連絡を受け取りたくないという人も多いだろう。Facebookはリアルな友達だけで気軽に楽しむというスタンスは王道だ。

 そんな時は、「設定」の「プライバシー」から「検索と連絡に関する設定」をチェック。自分に友達申請を送ることができる範囲を「友達の友達」に限定したり、メールアドレスや電話番号で検索できないように設定できる。

「プライバシー設定」の「自分に友達リクエストを送信できる人」を開いて設定する

「メールアドレスを使って私を検索できる人」の設定で、「自分のみ」にしておけば検索されなくなる

SNS疲れを避けるワザ その10
【最終手段】Facebookを見ないもしくは辞めるという選択肢

 筆者は無邪気に、Facebookは普通に使いたい人が好きなように使っていればいいという感覚だったのだが、数人の知人から「Facebookは絶対やらない」「最近使っていない」「退会した」という話を聞いた。なぜかというと、自慢話ばかりで嫌になるとか、他人の成功と比べて自分の状況を見るとへこむとか、鬱になってしまったとか、ちょっとヘビーな理由だった。

 Facebookをやっていてビジネスやプライベートにいいポイントはたくさんあるが、やっていないからといってトラブルになることもない。Facebookを見る頻度を抑えたり、見なくなったりするのもアリだろう。

 本格的に不要になったら退会してもいい。その場合は、きちんと手続きを踏むこと。スマホのFacebookアプリを削除しても、退会したことにならないので注意しよう。1ヵ月以内なら、何事もなかったかのように復活できるが、その期間を過ぎると全データが消えるので慎重に判断すること。

 一度退会して情報を全消しして、新規アカウントを作成して再出発したいという人もいるだろう。しかし、一度使ったメールアドレスではアカウントを登録できないので、退会前に利用しているメールアドレスを変更しておくことを忘れずに。

Facebookを退会するなら、「設定」から「個人の情報」→「アカウントを管理」の「利用解除」をタップする

アカウントを作り直すなら、あらかじめメールアドレスを変更する

メールアドレスを追加して認証が終わったら、古いアドレスを削除する

 以上がFacebookでの人間関係疲れを避けるオススメワザ10となる。SNSは友達とのコミュニケーションを円滑化し、効率化し、データベース化する楽しいツールだ。くれぐれも人間関係でストレスを抱えたり、トラブルを生み出したりしないように、賢く使い倒してほしい。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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