匂いによって確かに味の感じ方が変わった!
内覧会では、声優・女優・シンガーソングライターとマルチに活躍するタレントの「紅音」さんがゲストとして登場し、実際に「Tasted VR」を体験した。
Tasted VRでは、VIVEのコントローラーに取り付けられたカップに、フローズンが入ったコップを入れる。VRHMDを被り、カメラからの映像で現実世界が見えるなか、ORENDAのマスコットがCGで現れ、「いちご」や「メロン」などのフリップを持ち、今どの味を再現しているかを伝えるサポートを行なう。
VIVEのコントローラーのトリガーを引くと、「いちご」や「メロン」「レモン」「ブルーハワイ」とコップの中身が変わり、それに合わせてVAQSO VRから匂いが香る。
紅音さんは、「確かに味が変わった」とコメントし、驚いていた。
また、最後にVIVE Proを外してフローズンを飲んでもらったら、表現し辛い味だったという。
実際、この後体験会があり、試してみたところ。フローズンだけだと、ほんのり甘さも感じるが、塩味や辛みも含んだ、やや酸味も感じる味だった。
そこに匂いが加わることで、確かに「いちご」っぽい、「レモン」っぽい飲み物を飲んでいると錯覚する。ただ、レモンは元の味にも近く、やや変化が感じ辛く、ブルーハワイは味を思い出すのが困難で、はっきり「ブルーハワイ」になった、と思えるほどではなかった。
一番わかりやすかったのが、甘い匂いが強かった「いちご」のフレーバー。人にも寄るだろうが、匂いの強さや相性によって、感じ方の強弱はあるように思えた。
事実、質疑応答で「甘い」「冷たい」を選んだのには理由があるのかと、質問があった際、温かいモノよりは冷たいモノ、甘いモノの方が分かりやすかった、という。
Tasted VRは、決して一般家庭で使うことを想定しているモノではなく、広告やアミューズメント施設での利用を想定している。
実用化に至るまでは、まだいろいろと壁がありそうだが、実際に飲食ができるアミューズメント施設内のカフェなどで、遊びの一環として取り入れられたら面白いのではないかと思った。
Tasted VRは、8月3日、4日の2日間、「カラオケファンタジー新宿東口店」にて体験キャンペーンを開催するという。体験料金は380円。
コンテンツ名:Tasted VR(フローズンの味が変わるVR)
開催場所:カラオケファンタジー新宿東口店
期間:2019年8月3日(土)、4日(日)
時間:11:00~18:00
体験料金:380円
※数と体験人数には限りがある。天候により雨天の場合は中止になる場合があるとのこと
気になる人は、参加してみてはどうだろう。