NTTドコモは7月26日、「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」で5Gプレサービスを提供すると発表した。一般利用者への、商用サービス開始時と同等の5Gネットワーク環境の提供は、日本では初めてとのこと。
提供サービスは「マルチアングル視聴」「報道写真のアップロード」「ライブビューイング」。
マルチアングル視聴は、試合の多視点映像や解説情報などをドコモが用意する5G端末に配信するサービス。東京スタジアムや札幌ドームなど、全国8ヵ所のスタジアムで提供する。
多くの映像や情報を、スタジアムでの試合観戦と同時に手元で確認できるため、試合観戦をより楽しめるという。
報道写真のアップロードは、5G端末にカメラを接続することで、報道写真をドコモのクラウド「dOIC」上の写真集積サーバにアップロードできるサービス。東京スタジアムと横浜国際総合競技場で提供する。
どこからでも報道写真を高速でアップロードできるようになり、報道業務の自由度と即時性の向上を実現するとのこと。
ライブビューイングは、「ラグビーワールドカップ2019 パブリックビューイング」で提供。東京スタジアム、横浜国際総合競技場の試合映像を大画面に映し出すライブビューイング会場を開設する。
視点映像や音声といった大容量の情報を低遅延で伝送するため、迫力のあるライブビューイングを体験できるとのこと。会場では、マルチアングル視聴のサービスも提供する。
定員は2試合で合計約600名を予定し、参加費は無料。申し込みは8月20日から特設サイトにて。
ラグビーワールドカップ2019 パブリックビューイング 概要
日時:9月20日19時45分~ 日本VSロシア(開幕戦)
10月13日19時45分~ 日本VSスコットランド
会場:ベルサール汐留(東京都中央区銀座8丁目21-1 住友不動産汐留浜離宮ビル B1F)
参加費:無料
主催:NTTドコモ
そのほか、全国16ヵ所の試合会場およびファンゾーンに、5Gプレサービスを疑似体験できるブースを開設。マルチアングル視聴体験のほか、ヘッドセットを使った「VR視聴体験」を提供する。