セブン・ペイは7月4日、バーコード決済サービス「7pay（セブンペイ）」の一部アカウントが、第三者による不正なアクセスの被害を受けたと発表した。7月4日の6時00分時点、不正アクセスが疑われる人数は約900名で、金額（試算）は約5500万円におよぶ。
被害内容は、第三者がなんらかの方法で、7pay利用者のアカウントにアクセス。本人になりすまし、登録したクレジットカードとデビットカードを通じて、当該アカウントにチャージし、セブン‐イレブンの店舗で製品を購入するなどがあったという。
発覚の経緯は、7月2日にユーザーから「身に覚えのない取引があったようだ」と、お問い合わせがあったことだとしている。7月3日には、社内調査を実施した結果、不正利用が発覚。サポートセンター緊急ダイヤルを設置し、7payホームページの「重要なお知らせ」にID・パスワード管理の注意喚起を掲載した。
現在はクレジットカードとデビットカードによるチャージ、セブン‐イレブン店舗のレジおよび、セブン銀行のATMにおける現金でのチャージなど、すべてのチャージを一時停止。今後、7payの新規登録も一時停止するという。
7月4日に実施した記者会見のなかで、セブン・ペイの代表取締役社長である小林強氏は「被害に遭われたお客様に対しては、深くお詫び申し上げます。また、7payをご利用なさっているお客様、および関係者の皆様に、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメント。
被害に遭ったユーザーには、すべての被害を補償する。サポートセンター緊急ダイヤル（電話番号は0120‐192‐044）も設置。不安に思った人は問い合わせるように呼びかけている。
