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VIVE Cosmosはモバイルにも接続!?新情報も聞けたVIVE Pro Eye&VIVE Focus Plus体験会レポ

2019年07月01日 13時00分更新

文● ジサトラハッチ

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 HTC NIPPONは、6月17日にアイトラッキング機能を備えたVRヘッドマウントディスプレー(HMD)「VIVE Pro Eye」と液晶一体型の「VIVE Focus Plus」の国内販売を発表した。それに伴い、HTC NIPPONのオフィスにてメディア向け体験会が行なわれた。

 VIVE Pro EyeとVIVE Focus Plusはいずれも法人向けのモデル。価格は、VIVE Pro Eyeが税別18万6120円、VIVE Focus Plusが税別8万9750円。商用利用保証が付属した「アドバンテージパック」がVIVE Pro Eyeだと税別2万750円、VIVE Focus Plusだと税別1万6620円で利用できる。

左がVIVE Pro Eye、右がVIVE Focus Plus

競合との比較。VIVE Pro EyeはVIVE Proにアイトラッキング機能を追加しながら2万3000円ほどしか変わらない、かなり驚きの価格で販売している

 VIVE Pro Eyeは赤外線センサーを組み込んだ新型レンズを搭載。目の周りの動きを察知し、正確で安全に目と瞼の位置をトラッキングする。また、既存のVRHMDは左右の瞳孔間の距離(IPD)をダイヤルなどにて手動で調整するが、VIVE Pro Eyeではその距離を自動で検知できるため、自分の瞳孔間距離を知らなくても簡単に設定できる。

 また、VIVE Pro Eyeは、視線操作により、直観的なVR操作が可能になる。たとえば視線でソフトウェアキーボードを操作し、文字入力も可能。

 さらに、アイトラッキング(視線誘導)の機能により、視線操作による直観的なVR操作が可能。一例を挙げると、家具を置いて部屋のレイアウトを仮想的に確認できるアプリなどの場合、従来はCGで作られた家具を両手のコントローラーで掴み、置きたい場所に持って行くという作業が必要だった。しかし、VIVE Pro Eyeでは置きたい場所を見て、メニューから家具を呼び出せば、その視線の場所に家具を置くといった、操作の簡略化ができる。

 その他、VIVE Pro Eyeでは、意識して見ている部分の解像度は高く保ち、そこから視界の外周にかけて低解像度化する中心窩レンダリング(Foveated Rendering)機能も備える。これにより、描画処理のパワーをセーブしながら、精細な映像を楽しめる。この機能は、後述する5Gなどの次世代通信機能による、ワイヤレスでVRを楽しむ際に活躍する。

 VIVE Pro Eyeは、今までにない操作性や使い勝手の向上のみならず、眼球の動きや瞬きといった目の動きを仮想空間内のアバターに反映させられる。もちろん、コンテンツ側で対応する必要はあるが、アバターの表情を生き生きとしたものに変えられるとしている。

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