初期キャンパーが日本で復活
1980年代に発売されたキャンパーは、蓄光塗料を使った見やすい文字盤と、時・分・秒の3つの針だけというシンプルさが特徴です。軍では時間を24時間表記で示すので、キャンパーの文字盤にも24時間の表記があります。
ケースはプラスチックで、ベルトはナイロン。当初は手巻き式でしたが、やがて時流の流れにのって、クォーツムーブメントになりました。
「オリジナルキャンパー」は、ベトナム戦争で使用されたディスポーサブル・ウォッチの流れをくむ、キャンパー初期モデルを復刻したとするもの。
2015年に日本のファンや時計店からの要望で実現した企画で、手巻きムーブメントの搭載はないものの、斜体のかかった文字盤の社名ロゴや、ドーム型のアクリル風防、裏ブタの仕様など、細部を再現しているとうたいます。
文字盤がアイボリーカラーの「アイボリー」は、日本企画のものです。つまり、オリジナルキャンパー×アイボリーの文字盤は、日本企画×日本企画という組み合わせになります。ミリタリー要素が和らぎつつ、赤色の秒針がカジュアルな印象を与えてくれますね。直販価格は8964円。
前々から1本ほしいなあと思っていたオリジナルキャンパーですが、アイボリー×ネイビーの実物を見ると「かわいいし使いやすいかも」と衝動買いしてしまいました。
これまで流通していたキャンパーはクォーツムーブメントの搭載に合わせて34mmケースでしたが、オリジナルキャンパーは36mmとなっています。3気圧防水。