家庭用キッチンにこのマシンがやってくるのは、残念ながらもうしばらく先になりそうだ。
スタートアップ企業「ディッシュクラフト(Dishcraft)」が、新しいロボットによる食器洗浄システムを発表した(食洗機ではない!)。業務用厨房を対象とした、1回に100枚ほどのお皿を洗える巨大なマシンだ。
仕組みは少し洗車に似ているが、洗うのは車ではなく食器だ。最初にカートにボウルやお皿を積み重ねてマシンにセットすると、中で食器が回転する。ロボットは洗い終わった食器を回収し、きれいに洗ってすすぎをする。その後、コンピューター・ビジョンを使って汚れが残っていないかを検査する。まだ汚れが残っている食器はシステムに戻される。洗浄が完了すると、食器をラックに積み重ねる。動いている様子は、以下の動画で確認できる。
食器洗いは繰り返し作業の汚れ仕事なので、スタッフの離職率が非常に高い理由の1つになっている。また、食器が破損することも多い。
このマシンは極めて高価であり、専用の磁気ベースの食器類にしか対応しない。これは明らかに問題だ。ガラス製や銀の食器は洗えないのだ。