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Core i5-8400とGeForce GTX 1050 Tiを搭載

高性能デスク向けCPUなど充実スペックが魅力の高コスパ15.6型ノートPC

2019年06月18日 09時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

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気になる発熱をチェック!
ゲームプレー時のCPUやGPU付近は高温注意

 続いて気になる温度をチェックしてみよう。ノートパソコンは、CPUやGPUの温度がどこまで上がるか……ということよりも、直接手が触れるキーボードが何度になるのかというほうが気になってくる。CPUなどは動作に問題ない温度でも、人の手が耐えられない温度になってしまえば、長時間利用が難しくなるからだ。

 そこで「FILR ONE」を使い、ノートPC本体キーボード面の温度を計測。手が触れる範囲が何度まで上昇するのかをチェックしてみた。

 まずはアイドル時の温度から。ノートパソコンの電源を入れ、何もせずに10分間放置したあとのキーボード面を撮影したのが、次の写真だ。なお、温度の色設定はどれも30~50℃で固定している。

負荷のない状態では温度は上昇せず、わずかに中央部分(CPUがある部分)が30℃を超えていた程度。手で触ってもとくに熱は感じない

 キーボード面の最大は32.9℃。さすがに負荷がかかっていないため温度は低く、どこを触っても気にならない温度だ。排気口に手をかざしても、とくに熱は感じなかった。

 続いてもっとも温度が高くなった場合を見てみよう。「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」ベンチを3回連続(約20分)動作させた直後の温度がこれだ。

CPUとGPUの両方に大きく負荷がかかるゲームベンチ実行直後。最大53.8℃で、手を触れるのがためらわれる温度だ

 最大温度は、53.8℃と非常に高くなってしまっていた。実際のゲームではベンチマークソフトほど高負荷が続くわけではないが、長時間遊べば最大で50℃を超えてしまうこともあるだろう。ただしパームレスト部分の温度は低く、あくまで熱くなっているのはキーボード中央部右寄りの部分だけだ。ゲームではあまりキーボードの中心部分に位置されたキーは使用しないため、そこまでプレーに支障はない。とはいえ、少しでも気になるという人は別途キーボードやゲームパッドなどを用意したほうが快適だ。

 もう1つ、CPUだけに高負荷がかかった場合も試してみた。こちらは「CINEBENCH R20」を3回連続で動作させた直後の温度となる。

熱くなる部分がキーボード中央部左寄りの部分から、本体左上にかけての幅広い範囲。最大温度は47.6℃と、ゲームベンチ中ほどではないが、こちらも高い温度となった

 本体はゲームベンチ中ほど高くはないとはいえ、最大で47.6℃まで上昇。キーボードに限ってみても46.6℃まで上昇しており、CPU付近に常時指を置いて利用するのは厳しそうだ。デスクトップCPUの採用は性能を高くできるものの、本体温度が上昇しやすいという点で注意が必要だ。

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