富士通ゼネラルは6月14日、イタリアの空調機メーカーG.I. Holding S.p.A.と共同で空調システムを開発。同社ブランドとして欧州向けに販売を開始すると発表した。
欧州の業務用空調機器市場においては、日本メーカーのマルチエアコンの市場が拡大しているという。同社では、欧州R&Dセンターが主体となって共同開発を行ない、G.I. Holding S.p.A.製のエアハンドリングユニットに富士通ゼネラル製のインバーター制御ヒートポンプ技術を用いたビル用マルチエアコンを組み合わせることにより、省エネ性に優れた業務用空調システムを開発。施設ごとの特徴に合わせた設計が可能となり、大型商業施設など幅広いニーズに応える製品となったという。
同社では、中期経営方針において海外コマーシャルビジネスと提携ビジネスの推進を掲げており、今後も他社との提携や協業を推進するとしている。