RTX 2080 mini搭載「ESPRIMO WD-G/D1」開発者インタビュー
富士通のノウハウを集結、“何でもできる”ハイエンドPCが誕生したワケとは (1/4)
2019年06月11日 11時00分更新
2019年初頭、富士通クライアントコンピューティングの発表会に参加した時、初めは「LIFEBOOK UH」シリーズの最新モデルが、今回どれくらい軽くなったんだろうというのが私の興味の中心であった。しかし、発表会が始まると、それ以上に興味深いマシンが発表された。ミニタワーケースにGeForce RTX 2080 miniなどハイエンドの構成を詰め込んだ「ESPRIMO WD-G/D1」だ。
個人向けでは、超軽量なLIFEBOOK UHなどノートパソコンをメインに商品展開をしてきた同社から、急にハイエンドのデスクトップマシンが登場し、心躍ると共に様々な疑問がわいた。そもそも、GeForce RTX 2080 miniってなんだ? ということや、ESPRIMO WD-G/D1は『信長の野望・大志 with パワーアップキット』の推奨モデルのため、発表会にいた同社の方に「ゲーミングパソコン始められるんですね」と声をかけたところ、「いえ、これはゲーミングパソコンではないです」と意外な返事が返ってきたことなど、知れば知るほど本機について興味深くなってきた。
推奨モデルでゲーミングパソコンではない、しかし、ゲームも超快適にできそうな構成のこのマシンは、いったい何なのだろうか。気になることが多すぎたため、同社に乗り込み、ハイエンドのESPRIMO WD-G/D1がどのようにして生まれたのか、どういったマシンなのかなどを聞いてきた。