2019年5月23日、ファイルメーカーはIUやセキュリティ機能を強化した最新版の「FileMaker 18」を発表した。「ワークプレイスイノベーションプラットフォーム」を謳うFileMakerは、カスタムアプリケーションを作成できるデータベース製品。
新バージョンのFile Maker 18ではデータインポート用の新しいユーザーインターフェイスが用意され、既存のデータソースとのFileMakerフィールドのマッピングが容易になったほか、外部データの読み取りや書き出し、管理を行なうスクリプトの作成も可能になった。また、アクセス権機能が強化され、開発者はファイルの他の部分への完全アクセス権を付与する必要なしに、アカウントアクセス管理を他のチームメンバーに委任できるようになった。さらに起動復元機能が追加され、ハードウェアまたはソフトウェアがクラッシュした後に、FileMakerのファイルを自動的に復元できるようになった。
スタンドアロン型、クライアント/サー型、AWSクラウドなどの利用形態をサポートしており、FileMaker Cloud for AWS 1.18 コードベースでも、FileMaker 18のすべての新機能をサポートするという。料金は個人向けのシングルライセンスは「FileMaker Pro 18 Advanced フルバージョン」が5万7600円、アップグレードが2万2800円、学生・教職員用のアカデミックが3万4560円(希望小売価格・すべて税別)で、5名以上のチームにはチーム向けのボリュームライセンスプログラムが用意されている。iOS向けのモバイルアプリである「FileMaker Go 18」は無料でダウンロードできる。