8コアCPU搭載機を含む、2019年モデルの新型MacBook Proを発表したアップルだが、バタフライ構造キーボードの修理プログラムも更新。今回の新MacBook Proを含む、すべての搭載機が対象となっている。
2015年モデルのMacBookに初搭載されたバタフライ構造キーボードは非常に薄型化されるとともに、広いキー面積と反応の良さが特徴。一方でキーストロークの極端な浅さから賛否両論となった。
また問題となったのは耐久性。利用しているうちに、キーを1回押しただけなのに複数回入力される、反応しないキーがあるなどの声が多く見られるようになり、2018年6月にはアップルが修理対応プログラムを発表するに至った。具体的には、
・文字が勝手に反復入力される
・文字が表示されない
・押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
といった現象が起きた際、アップルでの検査後に無償で修理される。
その後、アップルはバタフライ構造キーボードを第3世代へと改良。耐久性の強化や静音化を進めたとされるが、第2世代以前と同様の問題に直面したという情報もネット上では見られた。
今回、バタフライ構造キーボード搭載機のすべてが修理プログラムに含まれることで、ユーザーとしては安心して利用できる部分もあるが、根本的な解決は構造上難しいのではないかという推測も可能と言える。