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先進的な企業10社がVRアプリやサービスをアピール!「VIVE X APACデモ・デー」

2019年05月19日 11時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ジサトラハッチ

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 今回のデモ・デーに参加したスタートアップ企業は、360度全周の映像を使って日帰りツアーやアトラクションをオンライン販売するプラットフォームを開発している「360 Stories」、完全オンライン型の3Dファッションデザインプラットフォームを手掛ける「Z-emotion」。

 ロケーションベースのVRアーケードサービスを提供する「ifgames studio」、バーチャルタレントアプリケーションを開発している「Cover Corporation」、スポーツゲームや映画ゲームを手掛けている「Appnori」、ワイヤレスの全身ハプティックスーツを開発している「bHaptics」、子供向けのVRコンテンツ専業メーカーの「Vrani」。

 VR会議システムを手掛けている「VRwaibao」、バーチャルキャラクターのリアルタイムライブモーションキャプチャーを提供する「Red Pill Lab」、VR内での外国語トレーニングツールを開発している「PlusOne」の10社。17日は投資家、企業を対象にしたデモ・デーということもあり、プレゼンテーションセッションではそれぞれの技術の先進性、強みをアピールしたうえで、具体的な成長戦略などについても触れられた。

実際にワイヤレスハプティックスーツ「Tactsuit」を着て、競合他社に対する優位性を熱弁したbHapticsのCEO兼共同創業者のKiuk Gwak氏

 プレゼンテーション後にはデモ展示体験&懇親会が開催。それぞれのブースでは、来場者が実際にVRアプリケーションを体験したうえで、さらに詳しい内容について質問、意見交換が熱心に行なわれた。

360度全周の映像を使って日帰りツアーやアトラクションをオンライン販売するプラットフォームを開発している「360 Stories」のCEOのALBERT POGHOSYAN氏は、「皆さんが世界各地の様々な素敵な場所を発見したり、たとえば寿司を作るようなユニークな体験をするお手伝いをしたいと考えています」と語った

「今後このゲームはオンラインゲームとしてもリリースする予定で、中国、日本、そしてほかの国のプレイヤーがオンラインで戦えるようになります。ぜひ皆さんにも遊んでほしいです」と語るロケーションベースのVRアーケードサービスを提供する「ifgames studio」のCEOのYANGYANG氏

「私たちがターゲットとしているファッション産業は投資家にとっても非常に魅力的だと考えています」と語る完全オンライン型の3Dファッションデザインプラットフォーム「Z-emotion」のCTOのDONGSOO HAN氏

 現時点でVRはゲームやエンターテイメントを楽しむ一部ユーザーのものだが、今後多くの産業で利用されることが期待されている。VIVE Xに支援を受けているスタートアップ企業の多くに投資が集まり、そして成功を収め、VRが本当に身近なものとして社会全体に普及することに期待したい。

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