独特の緑とステンレスで統一感ある見た目
購入したのは容量1リットルのモデル。容量が多い1.9リットルモデルと悩んだが、写真だとゴツ過ぎるように見えたので、小さい方を選んだ。クラシック真空ボトルはほかにも、0.47/0.75リットルモデルがあり、こちらは持ち手が付いていない。
カラーはグリーンとネイビーの2色。不勉強なことにバリエーションがあると知らず、迷わずグリーンを選んでいた。泥汚れを気にするのであればネイビーでもよかったかもしれない。サイズは幅114×高さ360mmで、口径は98mm。重量は840g。お湯を満タンに入れると2kg弱になり、持ち手があるとはいえ長時間持ち歩くのは大変そうだ。
ボトル表面は、細かく叩いたような質感のハンマートーン・パウダーコーティングが施されている。手触りは独特で、つるつるしているんだけどシワを触っている感じ。ステンレスのさらさら感が好きな人は評価が分かれるかもしれないが、スタンレーといえばこの表面だ。
底面にも工夫があり、真空ボトルをステンレスで覆う「ダブルガード構造」を採用。耐久性に寄与している。魔法瓶の会社だと底面にゴムを装着しているモデルがあり、耐久性と滑りにくさを高めている。機能面だとゴムの方がよさそうだが、見た目の統一感でいうとこれからもステンレスのダブルガードを貫いてほしい。
パーツはシンプルで、中栓とフタ兼カップのふたつ。中栓にはパッキンが付いていて水漏れを防ぐ。天面にスタンレーのロゴと、注ぎ口を示す「◀」「▶」のマークが付いている。フタは外側がステンレスで、内側は樹脂製。女性でも無理なく持てるサイズ感でありながら、容量は約236ml入る。2杯たっぷり飲めば、500mlペットボトルとほぼ同じ。ちまちまと何回も注がなくても良いだろう。
気になるのはボトルのロゴだ。表面のコーティングはこだわっているのに対して、ロゴはシールで済ませている。塗装時に合わせてエンボス加工でもしたらいいのに、それが無理でも製品サイトのようにプリントしてあれば……と言ってみたくもなるがコストダウンの結果なのかもしれない。緑とステンレスで全体に統一感があるだけに、シールが目立ってしまうのがもったいない。