フェイスブックは2018年初めから音声アシスタント・ソフトウェアを開発している。だが、提供時期は未定だという。ニュース専門放送局のCNBCが報じた。
新しい音声アシスタントは、ワシントン州レドモンドを拠点とする同社の拡張現実(AR)・ 実質現実(VR)グループの内部で開発が進んでいる。プロジェクトを率いるのは、AR/VRおよびフェイスブック・アシスタント(Facebook Assistant)の担当ディレクターであるアイラ・スナイダーだ。
音声アシスタント製品はすでに市場にあふれている。 アマゾンのアレクサ(Alexa)が音声アシスタント分野において大きなシェアを占め、グーグル・アシスタントがそれに続く。さらに、アップルのシリ(Siri)とマイクロソフトのコルタナ(Cortana)がその後を追っている。
勝算はあるのだろうか?フェイスブックは音声アシスタントを自社の製品、具体的にはスマートディスプレイの「ポータル(Portal)」、およびオキュラス VR(Oculus VR)ヘッドセットと統合するつもりだという。
フェイスブックは以前にも、バーチャル・ヘルパーを提供しようとしたことがあった。同社は2015年に、メッセンジャー・アプリ向けに人力の「M」アシスタントの開発を発表したが、昨年、プロジェクトを断念している。