ストレスなく操作できる十分な基本スペック
プロセッサーはクアルコムのSnapdragon Wear 2100を搭載し、メモリーは512MB、内蔵ストレージは4GBとなっている。クアルコムのウェアラブル用プロセッサーは最新モデルとしてSnapdragon Wear 3100が登場しているため、世代的にはひとつ前となるが、画面のスクロールなどはスムーズでもたつくことはないので、ストレスなく使えた。
利用者視点としては「最新」と名がつくプロセッサーをいち早く採用してほしいが、実装するメーカー側にしてみたら動作データの蓄積がある定番プロセッサーのほうが、安心して採用できるというメリットがある。
Wear OS by Google搭載のスマートウォッチで2万円を切る価格というのは、最安値に近い。それでいて機能や性能はほかのスマートウォッチと比べても遜色はなく、デザインもチープさはない。TicWatch E2は、コストパフォーマンスとしては抜群のモデルに仕上がっている。スマートウォッチに興味があるけど価格的に手を出しにくいと躊躇していたユーザーにはピッタリだ。
またTicWatch E2の発売と同じタイミングで、上位モデルとも言える「TicWatch S2」も発売されている。こちらは直販価格2万2199円で、基本的なスペックはTicWatch E2と同じ。ケース素材もポリカーボネートとなっているが、こちらは米国防省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に対応したタフネスモデル。MIL-STD-810Gは塩水耐久も項目にあり、サーフィンなど海での使用も可能。アウトドアスポーツなどでハードに使いたいユーザーはこちらもオススメだ。