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標準化で設計不要に、ロケットラボが小型衛星を販売へ

2019年04月10日 10時57分更新

文● Erin Winick

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人工衛星打ち上げ企業であるロケットラボ(Rocket Lab)は、ロケットだけでなく人工衛星も顧客に提供すると発表した

ロケットラボの人工衛星を利用すれば、諸機関は人工衛星の「バス」と呼ばれる外部構造を設計する必要がなくなる。その代わり、ロケットラボの打ち上げる人工衛星にスムーズに搭載できるよう設計された既製の型の中に、センサーや装置を組み込むことになる。

「フォトン(Photon)」と呼ばれるこのカスタマイズ可能な人工衛星は、地球低軌道を飛行するよう設計されており、最大積載量は170キログラムである。人工衛星としてはかなり小さい類だが、それはロケットラボが小型の人工衛星に重点的に取り組んでいるためだ。フォトンは人工衛星を最長で5年間軌道に乗せておけるように設計された推進装置を装備している。

人工衛星を標準化することで、ロケットラボは打ち上げごとの積載量を最大化することが可能となる。顧客は同社の技術を利用することで、人工衛星の外部構造を構築する手間を省ける。フォトンの最初の打ち上げは、2019年末となる見通しだ。

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