アクセンチュアなど12社が参加する「Partner Advisory Council」
MS、アドビ、SAPの共通データモデル「ODI」、ユーザー企業団体を発足
2019年04月05日 11時30分更新
Microsoft、Adobe、SAPは2019年3月27日(米国時間)、3社が昨年9月に発表したビジネスデータ統合の協業「Open Data Initiative(ODI)」の拡大を目的に、ODIのデータを利用するユーザー企業団体「Partner Advisory Council」を発足することを発表した。
Open Data Initiativeは、Microsoft、Adobe、SAPの3社のビジネスデータを統合して分析するための共通データモデルを構築する取り組み。Office 365、Dynamics 365、LinkedIn、Adobe Experience Cloud、SAP C/4 HANAなどのビジネスデータを共通のデータモデルで統合し、ユーザー企業がサービス開発や自社のアナリティクスに利用可能にするものだ。
Microsoftは、Open Data Initiativeの共通データモデルにアクセスする「Common Data Service」を提供しており、Microsoft Graphや、PowerApps、Power BIから利用できるようにしている。またAdobeは、Adobe Experience Platformから抽出したデータをDynamics 365、Office 365、SAP C/4HANAを介して顧客が選んだデータレイクで稼働可能にする新たなアプローチを今後数カ月の間に提供する予定だとしている。
今回発足したPartner Adovisory Councilは、Open Data Initiativeの共通データモデルを利用するユーザー企業のカウンシル。Accenture、Amadeus、Capgemini、Change Healthcare、Cognizant、EY、Finastra、Genesys、Hootsuite、InMobi、Sprinklr、WPPの企業で構成される。