2 in 1なので様々な使い方が可能
ディスプレーは360度回転させられるのも特徴だ。これにより、ミーティングなどで画面を後ろ側に向けて相手に見せるといった使い方ができる。ディスプレー自体はは広視野角ディスプレーのため、周囲からも観やすい。加えて、ノングレアタイプなので映り込みも少ない。画面の角度の付け方によって、自分が見るという目的だけではなく、ほかの人に画面を見せるといった使い方ができるのはおもしろい。
dynabook V8はディスプレーを逆向きにたたんでタブレットのようにも使用できる。もちろんタッチ操作が可能だが、本機にはタッチ操作用のペンがついてくるので、使えば画面に指紋がつかないので便利だ。ペン自体の書き心地も普通のボールペンなどを使っているような感覚で違和感がない。
dynabook V8には「TruNote」という手書きノートアプリがプリインストールされており、その場でメモを取ったりできる。また、表示されている画面をキャプチャして、アイデアやメモなどを書き込むことも可能なので、ミーティング時に本機を取り囲んで意見を出し合ったり、その場で書き込んだりという使い方も可能だ。
セキュリティーについては、Windows Hello対応の顔認証センサーが搭載されている。ディスプレー上部にある独自開発の小型カメラモジュールを使って認証を行なうので、画面に顔を向けるだけで素早くサインインでき、しかもセキュリティー向上にもつながる。
本機を使っていて気になった点としてはファンの音だろうか。薄型で高性能なCPUを搭載しているため、どうしてもマシン内部を冷やす必要があり、負荷の高いソフトなどを稼働させると冷却ファンが動くのだが、このときの音が少々大きく感じた。ストレージはSSDなので、冷却ファンが動かなければ無音に近い状態で使える。