「スフレ・プリン ストロベリー」
ファミリーマート
290円
http://www.family.co.jp/company/news_releases/2019/20190401_02.html
販売個数400万個のヒット作に新味が登場
スフレ(soufflé)に関して、映画監督のアルフレッド・ヒッチコックは「わたし自身はサスペンスがきらいで、だから家ではスフレを作るのは許さないんだ」と述べています(『ヒッチコック—映画と生涯〈上〉』)。予期せぬ出来事をきらうヒッチコックは、スフレがうまく焼き上がったかどうかを確認するのに、40分ほどガマンするのが耐えきれなかったそうです。
オーブンから取り出したばかりのスフレのふわふわ感は、見ているだけでもしあわせな気持ちになります。ただ、時間の経過とともにしぼんでしまうのはいかんともしがたい。そのため、焼きたてを提供できないコンビニやスーパーなどでスフレを売り出すためには、なにか付加価値をつけたいところ。しなしなになったスフレだけでは興ざめです。
スフレに「プリン」という大胆な付加価値をつけてアレンジしたのが、ファミリーマートのヒット作「スフレ・プリン」(278円)です。カスタードプリンの上に、メレンゲを湯煎焼きでふっくら仕上げたというスフレをのせたもの。
スフレとプリンの間にホイップクリームとキャラメルソースを挟むことで、「ふわふわのスフレを崩すと中からクリームがトロッと出てくる」感覚に近いものが楽しめるようになっている、なかなかのアイデア商品。累計販売個数は400万個を突破しているとのこと。
そんなスフレ・プリンの新味として、4月2日から登場したのが「スフレ・プリン ストロベリー」です。290円。
スフレとプリンの間に、ストロベリーホイップ、いちご果肉、いちごソースを挟んでいます。さらにスフレの上にもストロベリーホイップをトッピングしており、とことん、いちご尽くしです。
名前の通り、プリンの上にスフレをのせて、さらにストロベリーを使っている。どこからどう見てもスフレ・プリン ストロベリーです。文句のつけようがない。ここまで名は体を表わすスイーツ、めずらしいのではないでしょうか。これなら、ヒッチコックも不安にかられることはなかったでしょう。