サードウェーブは3月23日、24日に「第1回 全国高校eスポーツ選手権」を開催した。毎日新聞社主催、サードウェーブ共催の大会で、全国の高校生が対象となっている。2018年12月からオンライン予選がスタートし、FINALではオフラインで予選大会を勝ち上がった各部門のベスト4が初代王者を競った。(関連記事)
プロの大会と変わらない会場
携わる人皆が本気だった
全国高校eスポーツ選手権の決勝の舞台は、幕張メッセ。ステージや観覧席、大会を実施するうえでのPC周りの環境など、セッティングされた大会の舞台はプロゲーマー同士の大会となんら変わらない環境で、舞台にのまれるチームとそうでないチームで勝敗が分かれることもあった。幕張メッセのホールを貸し切って作り上げた舞台からは、大会運営側の本気度が伝わってきた。
そして、今回の大会で本気になったのは、運営側だけではない。出場した選手はもちろん、学校でもe-Sportsへの意識の変化が現れた。出場校の中には、本大会をきっかけに同好会だったのが部活になった高校もある。以前は好きに集まってゲームをプレーしてたのが、部活動として日にちや時間を決めてしっかりと練習するようになったのだという。この大会をきっかけに、e-Sportsのすそ野は、確実に広まってきていてるようだ。
また、毎日新聞社代表取締役社長の丸山 昌宏氏は大会終了後の囲み取材で、本大会のエントリー受付終了後にも、多くの高校から出場への問い合わせがあった話していたので、今後はまだまだ規模は大きくなっていきそうだ。