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ゲーミングマシンのエントリー機にもオススメ

税別10万円以下でApex Legendsも遊べる高コスパコンパクトゲーミングPC

2019年03月26日 11時00分更新

文● 林祐樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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最高設定にこだわりがなければ、フルHD環境下なら快適にゲームできる

 ではスペックを見ていこう。ざっくりいえば、CPUは現行世代を世代を採用しつつ、GPUは1世代前を採用している。CPUはCore i5-9400F、GPU GeForce GTX1050Ti(VRAM 4GB)、メモリはDDR4-2666 8GB×1、ストレージは240GB SSDになる。

 まずCPUは内蔵GPUを搭載していないタイプになるが、外付けGPUが存在しているため、カットする要素としては正しい。性能については6コア、2.9GHz(Turbo4.1GHz)。ゲームのみである場合やGeForce Experienceを使用しての配信ならば問題はない。ただ別途アプリケーションを使用してCPUエンコードをしながらゲームをプレイする場合には、力不足になる可能性がある。そのため、配信も視野に入れている場合はCore i7/i9搭載モデルをチェックしよう。

GeForce GTX 1050 Tiを採用

 GPUについては“フルHD環境下である程度設定を下げた状態でまんべんなく遊べる”を前提に、GeForce GTX 1050Tiが選ばれているようだ。最高設定にこだわりがないのであれば、遊べるタイトルは同GPUでも豊富である。

 ストレージについては、やや小容量である。OSの専有分とここ最近のゲームタイトルの大容量化を考えた場合、外付けHDDか、カスタマイズでストレージを追加したくなる人が多いだろう。この点は後で触れる。

 といった点を踏まえてベンチマークを見ていこう。ベンチマークは「3DMark v2.8.6446」と「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク」、また「Apex Legends」でのフレームレートのチェックも行なっている。なおドライバーは419.17。

 3DMarkの結果から見ていくと、過去にASCIIで掲載しているGeForce GTX1050 Ti搭載機と大差のないスコアとなった。つまり性能については十分に発揮されている。現在はRTX世代となっているため、それらと比べると性能差は大きいのだが、上記しているようにフルHDである程度割り切った設定であれば、過不足なく遊べるだろう。またこの点はファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマークの結果も同様だ。

Time Spyの結果

Fire Strikeの結果

Fire Strike Extreme

Fire Strike Ultraの結果

ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク。最高品質/1920×1080ドット/フルスクリーン

 Apex Legendsはどうだろうか。本作は、GPUへの性能要求はそれなりにあるが、Apex Legends側がスペックから判断した設定は高めになった。トレーニングモードでフレームレートをチェックしてみたところ、移動しているくらいであれば51fps前後が多く、急激にカメラを動かしたり、ダッシュ→ジャンプ→エイム→ショットしたりといった場合は、40前後へのフレームレートの落ち込みが目立った。カジュアルに遊ぶぶんには気にならないと思われるが、エイムやショットタイミングのずれが気になるようであれば、各設定を「中」に落としてフレームレートを安定させるといいだろう。

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