手のひらでロック解除できる静脈認証
ToF+赤外線センサー搭載の「LG G8 ThinQ」
もうひとつのフラッグシップモデルである「LG G8 ThinQ」は6.1型ディスプレーにSnapdargon 855を搭載します。最大の特徴はフロントカメラで、3次元情報を計測できるToF(Time of Flight)センサーと赤外線センサーを組み合わせた「Z Camera」を搭載しています。
Z Cameraは手のひらの静脈認証も可能で、ディスプレーに手のひらをかざすだけでロック解除できる「Hand ID」に対応。指紋や顔認証よりも強固なセキュリティー性を誇ります。
スマートフォンの操作を手のひらの動作で行う「Air Motion」にも対応。音楽アプリを立ち上げ、ディスプレーの上で手のひらをすぼめるような形にしてバーチャルなボリュームボタンを回すように動かすと、実際に音量の上下コントロールすることも可能。
画面にタッチせず手を動かすだけでさまざまな操作ができるため、新しいアプリケーションの開発も可能になります。
実際にAir Motionを試してみましたが、カメラの上にまず手のひらをかざし、認識されるとディスプレーに丸いアイコンが現れます。そこから左右に手のひらを動かしたり、指先をすぼめるように操作します。
手の位置をフロントカメラ上に浮かせなくてはならず、手がずれるとコントロールできないなどまだ粗削りな部分があるものの、机の上にスマートフォンを置いたまま、指先を動かすだけでさまざまな操作ができれば便利なはず。タッチや音声に続く、新しい操作方法としての可能性を感じさせてくれます。
この連載の記事
-
第40回
スマホ
Xperiaでも使える第3のモバイルOS「Jolla」 ライセンス事業の加速で生き残りを図る -
第39回
スマホ
HTCトップが描く5G時代 5Gは空気のような存在に -
第38回
スマホ
日本は東京五輪の影響で5G普及フェーズに出遅れる -
第37回
スマホ
シャオミが目指すはスマホメーカーではなく家電の無印良品 戦略や日本進出を聞く -
第36回
デジタル
日本導入も期待されるミドル&ロー「Xperia」3モデル -
第35回
sponsored
HTCの最新VR HMD「Vive Focus Plus」を体験してみた -
第34回
スマホ
サムスン「Galaxy S10+」の自撮りはセルフィー棒いらず -
第33回
スマホ
Nokiaブランドの5眼カメラスマホで勝負するHMD 日本参入は「ファンの反応を見たい」 -
第32回
デジタル
スマホの「フェイクアプリ」が半年で850%増加――McAfeeのチーフ・サイエンティストに聞く -
第31回
スマホ
“5Gで1位”を狙うシャオミ「Mi MiX 3 5G」は驚きの599ユーロ -
第30回
デジタル
「Xperia 1」はXZ3、XZ2 Premiumより普段使いしやすい - この連載の一覧へ