2019年2月6日、ネットワーク機器やセキュリティ対策ソリューションを提供するマクニカネットワークスは、メール経由のマルウェア侵入を防ぎ、フィッシングメールによる情報漏えいリスクを排除する「Menlo Security Advanced Email Threat Isolation」の国内での取り扱いを開始した。
メールのマルウェア・フィッシング脅威の排除には、Menlo Security社の特許取得済みアイソレーションテクノロジーを応用。Office 365やG SuiteなどのWebメールと連携し、メールに含まれるURLリンクへのアクセスと添付ファイルの開封を、分離されたクラウドのMenlo Security Isolation Platform上で実施するため、ユーザーは分離・無害化されたコンテンツを安全に閲覧することができるという。パスワード付き添付ファイルも、分離環境で読込、実行、無害化まで行ない、並行してマルウェアチェックも実施するという。
また、フィッシングサイトを使った認証情報詐取も、ユーザーがアクセスするごとに独自のリスクスコアリングが行なわれ、注意喚起メッセージを表示させたり、読み取り専用で閲覧させることができる。これにより、ユーザーが偽サイトへID/パスワード情報を入力することを防ぎつつ、利便性を損なわずにリアルタイムのIT教育を実現するという。
マクニカネットワークスは、2015年からMenlo Security社の一次代理店として、Web経由でのマルウェアを防ぐ無害化・分離サービスを国内展開してきた。今回、新たに年間サブスクリプションライセンスのクラウドサービスとして「Menlo Security Advanced Email Threat Isolation」を提供する。