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まだまだ少額決済には現金を使用する人も多い

モバイル電子マネーやQRコードの利用者は急増する見込み、ICT総研調べ

2019年01月07日 18時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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 ICT総研は1月7日、「2019年 モバイルキャッシュレスの市場動向調査」を実施し、分析結果を発表した。

 これは2018年12月に実施したアンケート調査結果による分析。アンケート結果では、1000~3000円程度の小額決済時のモバイル電子マネー利用率は9.2%、QRコード決済利用率は4.1%。モバイル電子マネーに比べてQRコード決済にやや抵抗感が見られるほか、少額決済における現金利用はまだまだ多いようだ。

 利用実績などから分析すると、今後成長が見込まれるスマホを利用したキャッシュレス決済の分野では、モバイル電子マネー・QRコード決済利用者は2021年度に2000万人近くまで急増すると予想されるという。

 ただし、現在のところモバイル電子マネーの満足率は91%、モバイルQRコード決済の満足率は83%。とくにQRコードでは、利用可能な店舗がまだ少ないことや、利用時の操作性、サービス開始後の期間がまだ短く信頼性への不安が払拭できていないと見ている。

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