今年、国内参入を果たしたばかりにも関わらず、7機種ものスマートフォンをリリースしたOPPO。あらためて日本市場への本気度が見えてくるが、今回紹介する「R17 Pro」は、第1弾モデル「R11s」、第2弾モデル「R15 Pro」に続く、メインストリームの機種。価格は税抜6万9880円で、性能的にはミドルハイクラスとなる。本記事では外観とスペックを中心にお届けする。
縦に青と紫の2色のグラデーション!
F1.5とF2.4を自動で切り替えるメインカメラ
本機最大の特長は一目でわかる、この超弩級にド派手な外観。カラバリ名は「ミストグラデーション」というもので、見る角度によっても色が変わるのだが、背面を正面から見ると縦に青と紫の2色。これは側面まで同じだ。パッケージに付属しているカバーは青みがかったもので、この外観をさらに魅惑的に見せることができるようになっている。なお、背面の素材はガラスで指紋が目立ちにくい処理が施されている。これはうれしい点である。
筆者は「カラバリの中で一番派手なものを常にチョイス」という人間なので、ミストグラデーションが極めて魅力的に映っているのだが、好みが分かれるのも確かだろう。というわけで、もう少し一般的なカラバリとして、エメラルドグリーンも用意されている。
続いてはスペック面。まず、R15 Proとは異なり、おサイフケータイ/防水・防塵には対応していない点には注意してほしい。ディスプレーは6.4型有機EL(1080×2340)。19.5:9の縦長で、しかも水滴型ノッチなので、横幅は約74.6mmと比較的抑えられつつ、大画面のメリットを最大限享受できる。
CPUは新顔のSnapdragon 710。R15 Proなどに搭載されていたSnapdragon 660を強化したもので、Antutu 7の結果も15万点台半ばとそのことを裏付ける。ハイエンドクラスとは若干の差があるが、一般的な操作ではパワフルそのもので不満を感じる場面はない。6GBメモリーに128GBストレージと、こちらも余裕がある内容となっている。
アウトカメラは1200万画素+2000万画素とスペック表には書かれているが、写真を見ればわかるように実際はトリプルカメラ。F値1.5とF値2.4を切り替えて利用できるのが特徴となっている。この切り替えはユーザーの操作ではなく、基本的にスマホ側にお任せ。ポートレートモードで撮影すればF値1.5を用いるようで、ボケ味もなかなか自然で美しいものだった。ユーザーが細かな操作を求められたり、設定できたりするのではなく、オートで最適な撮影というのがOPPO端末の基本だ。
バッテリーについては「1850mAh×2(3700mAh相当)」という表記が用いられている。「SuperVOOC」と名付けられたOPPO独自の技術に対応するのだが、セルを並列で充電しているようだ。10分で40%の急速充電が可能で、パッケージには10V/5AのACアダプターが付属していた。
外観も含めて、なかなか強力に個性的な1台。詳細レビューは後日掲載予定なのでお楽しみに。
「R17 Pro」の主なスペック | |
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メーカー | OPPO |
ディスプレー | 6.4型有機EL(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340 |
サイズ | 約74.6×157.6×7.9mm |
重量 | 約183g |
CPU | Snapdragon 710(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | × |
OS | Android 8.1(ColorOS 5.2) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17 /18/19/20/25/26/28/32/34/38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS | ○(DSDV) |
VoLTE | ○ |
カメラ画素数 | リア:1200万画素+2000万画素 /イン:2500万画素 |
バッテリー容量 | 3700mAh |
FeliCa | × |
防水/防塵 | ×/× |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ミストグラデーション、エメラルドグリーン |
発売時期 | 12月中旬 |