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美女いっぱい! スリルとリスクが同居するマカオグランプリを満喫!

2018年12月08日 15時00分更新

文● クリハラジュン 撮影●クリハラジュン

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深呼吸厳禁! マカオのピット裏

 前述したように、ピット裏はとてもコンパクト。そのため、一度に複数のレースが行なわれるマカオグランプリでは、なんと「地下駐車場」をピットガレージとして利用します。

「マカオツーリングカーカップ」に出場する、木下みつひろ選手の日産スカイラインGT-R。写真の「もや」は排気ガス!

 レーシングカーなので排気ガスはそのまま。低い天井に青白い煙がもうもうと立ち込めています。そんな場所で、メカニックはせっせと作業を進めているのです。もし来年、マカオグランプリを観戦するならマスクは持っていきましょう。

最後に大きなアクシデントがあったものの
白熱したレースが展開された

 マカオグランプリは、「FIA-GT3」マシンが競う「FIA GTワールドカップ」、かつては勝利することでF1への道が開けた「F3ワールドカップ」、そしてコンパクトなツーリングカーで構成される「WTCR(世界ツーリングカー選手権)最終戦」に加え、チューニングカーベースのレーシングカーが中心となった「マカオツーリングカーカップ」、「ロータス・エキシージ」のワンメイクレース、2輪の「モーターサイクルグランプリ」が開催されました。

今年最後のレース、なんとしてでも前に出て勝利でシーズンを締めたいVWゴルフTCRのロブ・ハフ選手と、ホンダでの勝利を飾りたいホンダシビックTCRのグリエリ選手のデッドヒート。このレースはグリエリ選手が逃げ切った

松田次生選手の「KCMGニッサンGT-RニスモGT3」。カラーリングは1990年にこのレースを制した長谷見昌弘氏がドライビングしていたスカイラインGT-Rのものをオマージュしたもの。決勝は13位完走となった

見かけることも珍しくなりつつある最終型の日産スカイラインGT-Rで難攻不落のギア・サーキットを攻める木下みつひろ選手。決勝はおしくも2位入賞

 日本人レーサーも出場しており、「FIA GTワールドカップ」にはKCMGチームから、日本ではNISMOワークスドライバー、プライベートでも「GT-Rオタク」の松田次生選手が、1999年のF3以来のマカオGP挑戦となりました。「F3ワールドカップ」には、最年少ドライバーとして「SUPER GT」に挑戦している宮田莉朋選手をはじめ、9名の日本人レーサーがエントリーしました。

最終コーナーを駆け抜ける宮田莉朋選手。決勝レースでは、レース再開後も順調に走りきり日本人最上位の13位で完走をはたした

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