ミドルクラスの性能ながら、IGZO液晶におサイフケータイ、防水・防塵対応と国内のユーザーが求める機能を装備。それでいて3万円台の価格……となると、定番製品になったのも納得の「AQUOS sense」。その後継機が今回紹介する「AQUOS sense2」である。
昨年同様、ドコモ/au/UQ mobileからの発売が決定。昨年と同じという意味では、ほぼ同スペックのモデルのSIMフリーでのリリースも予想できる同機について、UQ mobile版を試すことができたので、今回はまず写真とスペックを中心にレポートする。
画面は5.5型に大型化されたが、横幅は逆に狭く
Snapdragon 450搭載でミドルクラスでは満足の行く性能
最初はディスプレー。前年モデルではスタンダードな16:9の5型液晶だったが、上位モデルの「AQUOS sense plus」と同様に18:9と縦長化されたうえで、5.5型液晶へと大型化。
もっとも横幅は約71mmと前年モデルは約72mmから逆に若干小さくなっているので、まったく不満は無いはず。もちろんパネルはIGZO液晶でフルHD+の解像度を持つ。省電力性に優れるほか、多少の水濡れ状態でもスムーズに操作できるという特徴を持つ。シャープ製端末でおなじみの「のぞき見ブロック(ペールビュー)」にも対応している。
CPUはオクタコアで1.8GHz駆動のSnapdragon 450を搭載(前年モデルはSnapdragon 430)。400番台とミドルクラス向けのSnapdragonではあるものの、14nmプロセスで製造した新世代のCPUで、省電力性能や実場面での性能に優れている。Antutu 7での結果でも7万点オーバーと、少し前のミドルハイクラスに近いスコアを出す。
アウトカメラは1200万画素でピクセルサイズが大型化したというセンサーと、AIによる撮影シーンの自動認識で、簡単にかつ美しく撮れるという点をアピールしている。
片手操作での利便性では前面の指紋センサーに注目。指紋センサーはロック解除だけでなく、タッチでホームキー、左右スワイプで戻る/履歴(左右入替可能)と端末操作にも使える。この操作を使いこなしつつナビゲーションバーを消せば、画面をより広く使えるというわけだ。
デザイン面は前モデルと同様にスタンダード、というか極めてシンプル。高級感があるとは正直言いがたいが、今回試したシルキーホワイトは前面も白であることも含めて清潔感があり、誰でも手にしやすい外観と言える。
UQ mobileでの端末価格は一括時に3万6396円。2年契約前提のプランに加入すると、月432円のマンスリー割が発生し、実質価格は2万6028円。安心のブランドと機能、そしてお手頃価格と今年もミドルクラスの定番の地位はガッチリと確保しそうだ。
UQ mobile「AQUOS sense2 SHV43」の主なスペック | |
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メーカー | シャープ |
ディスプレー | 5.5型液晶(18:9) |
画面解像度 | 1080×2160 |
サイズ | 約71×148×8.4mm |
重量 | 約155g |
CPU | Snapdragon 450 1.8GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 8.1 |
VoLTE | ○(HD+) |
カメラ画素数 | リア:1200万画素(F値2.0) /イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 2700mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
防水/防塵 | IPX5,8/IP6X |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
USB端子 | Type-C |
連続待受時間 | 約650時間 |
連続通話時間 | 約1910分 |
カラバリ | シルキーホワイト、ニュアンスブラック、ピンクゴールド |
発売時期 | 発売中 |