そして、Heliso 500がユニークなのは、この強力な冷却機構を活かして、CPUとGPUのオーバークロック機能が用意されている点。オーバークロック機能は、付属アプリケーションの「PredatorSense」から利用可能で、「高速」と「ターボ」の2種類から、ユーザーが選択して簡単にCPUとGPUの動作クロックの引き上げることができる。
その具体的な内容だが、実際にCPUの動作クロックを追ってみたところ、CPUは高速とターボで動作クロックの上限が引き上げられるというわけではなく、冷却性能を向上させて高い動作クロックで動作する頻度が増えるということのようだ。一方のGPUは以下のように変化する。
標準:ベース1480MHz、ブースト1695MHz、メモリ8000MHz
高速:ベース1555MHz、ブースト1770MHz、メモリ8300MHz
ターボ:ベース1630MHz、ブースト1845MHz、メモリ8600MHz
高速:ベース1555MHz、ブースト1770MHz、メモリ8300MHz
ターボ:ベース1630MHz、ブースト1845MHz、メモリ8600MHz
つまり、GPUの動作クロックは高速、ターボの順に75MHz高くなり、メモリクロックは300MHzずつ引き上げられているというわけだ。