ゲーム以外のパフォーマンスも確認しておきたい。システムの総合性能がテストできる「PCMark 10」(Version 1.1.1739)を実行してみたところ、Helios 500の標準での総合スコアは6313と良好だ。
ターボはそこからスコアを4%伸ばしており、オーバークロックの効果も確認できる。とくに、Productivityでターボと標準の差は9%にまで広がっており、ビジネスアプリケーションでオーバークロックの効果が大きいことがわかる。
価格に見合ったハイパフォーマンスノートPC
デスクトップPCの代替機として一考の価値あり
以上のテスト結果から明らかなように、Helios 500が持つパフォーマンスはかなり高い。PUBGやFar Cry 5が最高設定でも高い結果を残していることからも、多くのゲームが1920×1080ドットで快適にプレイできることは容易に想像が付く。
リフレッシュレート144HzやG-Syncといった付加価値も、ゲーマーにはかなり魅力的だ。また、PCMark 10の結果を見ても、ゲーム用途以外にビジネス用途にも活用できるだけの高いポテンシャルを備えていると言ってよいだろう。
さらに、メリハリの利いたオーバークロック機能も見逃せない。エンコードするときだけCPUをオーバークロック設定にしてみたり、描画負荷の高いゲームをプレイするときだけGPUの設定を高めたりと、ユーザーの用途に合わせて柔軟に選択できる点は、非常に扱いやすいように感じた。
Helios 500の価格は39~43万円と決して安価ではないものの、価格に見合ったハイパフォーマンスのノートPCであることは間違いない。デスクトップPCに代えて、長期の利用を視野に入れるなら、このHelios 500は一考の価値ありだ。