日本のお隣、韓国で日本のアニメやゲームを中心としたコンテンツの祭典「Anime X Game Festival in Seoul(以下、AGF)」が、11月3日、4日の2日間開催された。
韓国で日本のアニメなどを発信するANIPLUS INC.と日本のソニー・ミュージックエンタテインメント(以下、SME)の2社が共同で主催する形での開催で、ソウル近郊のコンベンションセンター"KINTEX”で実施、2日間で1万5000人を超える来場者が訪れた。
イベントには、主催のSME系のアニプレックスやミュージックレインに加えて、KADOKAWAやアニメイト、バンプレスト、ブシロード、テレビ東京といった日本のアニメファンに馴染み深い企業に加えて、韓国のANIPLUSなど、日韓の30を超える企業やコンテンツのブースが用意されていた。
出展ブースでは、韓国でこれから放送や配信が始まるアニメ作品のプロモーションに加えて、グッズ販売が行われており、人気のブースでは購入までに1時間以上の待ち時間となっていたブースもあった。
来場者によると韓国でオフィシャルグッズを手に入れるには、日本を訪れて購入するか、個人輸入だよりとなっていたが、こうして安心して購入できるイベントを待ち望んでいるアニメファンは少なくないとのことだ。
ブース以外にもアニメやゲームに出演する声優や製作者が登壇するトークステージやアニソンアーティストが出演するライブイベントも行われ、座席は抽選制となっていたが、立ちミスペースも用意されており、人気の作品や声優が登壇するステージでは、1000人を超える来場者がステージの前を埋め尽くしていた。
イベント終了後に、韓国側の主催社のANIPLUSのCEO Jeon Seungtaek氏に話を伺ったところ「多くの来場者が訪れてくれたことに、安心しました。これまで韓国には、展示ブースで体験などができる機会の場がありませんでした。今回、イベントを始めることができたことには、大きい意味があると思います。今年が1回のイベントではありますが、これから2回、3回続いて発展するイベントにするつもりです」と早くも来年への意欲を語った。