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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第114回

データ専用の格安SIMをLTE内蔵PCで使う際の注意点は?

2018年11月09日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII編集部

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 公衆Wi-Fiの普及やスマホのテザリング機能の利用により、持ち運んで利用するノートPCにはモバイルルーターは必須……という状況ではなくなってきたが、ここに来て、じわじわと広がっているのが、LTE機能を内蔵したノートPCだ。そこで、データ通信専用SIMのうちLTE内蔵ノートPCやデータ通信端末で使うのに適したサービスや注意点についてまとめた。

まだまだ主流とは言えない、LTE機能内蔵のノートPCだが、その利便性の高さは明らかだ

以前に比べると主流ではなくなったデータSIM
契約後に発送されるケースが増えている

 2年ほど前までは、格安SIMといえばデータ通信専用SIMが中心で、「月900円」といったデータSIMの低価格な料金がアピールされていた。しかし、格安SIMの普及とともに、今ではすっかり音声通話付きが基準になっている。しかも、「加入すると××ヵ月●●円割引」といったキャンペーンも音声SIMに限ったものが多く、データSIMはすっかり日陰の存在となってしまった。

 しかし、データSIMもちゃんとメニューに存在している。格安SIMはもともとデータ通信専用でスタートし、いつでも簡単に契約できて、すぐやめられるSIMとして重宝されていたが、短期間の利用でも違約金なく解約できる点は今でも変化はない。

 以前と変わったことといえば、昨年あたりから各社ともにSIMカード発行料が最初にかかるようになったこと。事業者やネットワークによって異なるが、ほとんどで300~400円程度かかる。そのほかに契約事務手数料(多くのケースで約3000円)が掲示されているが、実際にはAmazon.co.jpなどで販売されている“加入パック”を利用したり、キャンペーンなどで済ませられるケースが多い。

 また、SIMカードが加入パックに最初から入っているのではなく、契約手続後に発送されるパターンが増えたため、クレジットカード番号の登録と簡単なアクティベーションですぐ使えるというのが難しくなっている。量販店などではカウンターがあって、その場で加入することもできるが、SIM付きの加入パックでない場合、手続きなどで店での拘束時間が増えるため注意が必要だ。

 とはいえ、3大キャリアと契約するよりもずっと簡単にSIMが手に入るのが格安SIMのいいところ。配送タイプでも最近は当日か翌日に発送されるケースが多く、店頭で拘束されるならそのほうが手っ取り早いと感じるかもしれない。

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