スリムボディーに狭額ベゼルディスプレー、スタイリッシュな筐体も魅力
ペン付属で写真のレタッチやメモ作成も快適な4K15.6型2 in 1ノートPC (2/2)
2018年11月01日 07時00分更新
4Kディスプレーとスタイラスの組み合わせが快適
今回試したNew XPS 15 2-in-1は、4K UHD(3840×2160ドット)のタッチ対応ディスプレーを搭載した最上位モデル。360度回転するヒンジ機構を採用しており、通常のクラムシェルノート風に使用できる「ノートブック」、狭い場所に置いて動画などを見るのに便利な「テント」、フォトスタンド風の「スタンド」、付属のスタイラスペンを使うときに便利な「タブレット」の4スタイルに変形させて使用できる。
ディスプレーはIPS方式を採用しており、視野角は水平垂直ともに178度と広い。色域もかなり広く、AdobeRGBカバー率は100%となっている。実際はAdobeRGBよりもグリーン域が少し広くなっており、エメラルドグリーンの海や新緑の若葉のように彩度の高い緑が非常にあざやかに美しく再現される。
New XPS 15 2-in-1の高品位なディスプレーと組み合わせて使うと便利なのが、付属のスタイラス「Dell プレミアム アクティブ ペン」だ。ワコムのアクティブ静電結合方式(AES 1.0/2.0)およびMicrosoft Penプロトコル(MPP)に対応し、4,096段階の筆圧検知や傾き検知などをサポートするなど本格的で、高精度なペン入力ができる。
ちなみに、ペンはパームレストの左側面にマグネットで吸着するようになっており、ノートPC本体と一緒に持ち運ぶときに便利。持ち運んでいる最中に落とさないか少々不安ではあるが、結構しっかりくっつくので、多少揺れたくらいでは落ちないようだ。
タッチタイピングしやすいキーボード
New XPS 15 2-in-1のキーボードは、キーとキーの間が離れたアイソレーションタイプで、キーピッチは約19mm。15.6型ノートの場合、テンキーを装備する製品も多いが、本機にはテンキーは搭載されていない。その代わり、キーボードやタッチパッドの中心がほぼ画面の中心に揃っており、ホームポジションが維持しやすいのはうれしいポイントだ。
本体の薄型化にともない、キーボードも従来機種より24%薄型化され、キーストロークは0.7mm程度とかなり浅くなっている。しかし、実際に使ってみるとしっかりしたクリック感があって、キーストロークの深いキーボードに負けないくらいタイピングしやすい。
これは、新開発の磁気浮遊式キーボード(MagLevキーボード)の採用により、キーを押した感覚が指先に伝わりやすくなっているため。爪が長い場合はさすがに打ちづらいと思われるが、指の腹で軽くタッチするスタイルでもミスタイプしづらいので、慣れてしまえば快適にタイピングできそうだ。
高品位な4K-UHDディスプレーや、高精度なスタイラスペンによる使い勝手のよさが魅力的なデルの15.6型ノートNew XPS 15 2-in-1。今回は、製品の特徴や操作性を中心に紹介したが、次回は気になるパフォーマンスをチェックしていく。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | New XPS 15 2-in-1 プラチナハイエンド・4Kタッチパネル・1TB SSD(アクティブペン付き) |
CPU | Core i7-8705G(3.1GHz/最大4.1GHz、4コア/8スレッド) |
グラフィックス | Radeon RX Vega M GL グラフィックス |
メモリー | 16GB(DDR4、2666MHz) |
ストレージ | 1TB SSD |
光学ドライブ | ー |
ディスプレー | 15.6型ワイド(3840×2160ドット)、タッチ対応 |
インターフェイス | Thunderbolt 3(PCIe Gen3×4)×2、USB Type-C 3.1端子×2、MicroSDカードリーダー、ヘッドセットジャック、Nobleロックスロット |
サイズ/重量 | およそ幅354×奥行き235×高さ9~15mm/約1.98kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
価格 | 31万3178円 |
価格(クーポン利用時、11月1日現在) | 25万9937円 |