PDFの編集やOfficeファイルとの変換、ファイルの保護、電子署名など幅広い機能を持つ定番PDFソフト「Adobe Acrobat」。2017年10月にAcrobat XIのセキュリティーアップデートのサポートが終了し、永続ライセンスのパッケージ版である「Acrobat 2017」の販売も終了したため、次にどれを買ったらよいか迷っている人も多いはず。ここではこうした人たちに購入方法を説明していく。
永続ライセンス版? サブスクリプション版? Acrobatってどれを買ったらいいの?
Adobe Acrobatは従来のパッケージ版にあたる永続ライセンス版と期間契約のサブスクリプション版が提供されているが、永続ライセンス版のAcrobat 2017はすでに量販店での販売が終了している。アドビオンラインストアでは販売を継続しているが、2018年10月1日からは永続ライセンス版だけ価格が上がり、6万2800円だったAcrobat Pro 2017は7万2200円に、3万9800円だったAcrobat Standard 2017も4万5770円になる。その上、今後の機能アップグレードも期待できないため、わざわざ購入する理由が乏しい。
代わりに購入すべきなのは、期間契約のサブスクリプション版だ。こちらは利用期間中、買い換えの必要はなく、機能やセキュリティがつねにアップデートされ、クラウドサービスともシームレスに連携する。PCやスマートフォンなどデバイスを問わない利用やオンラインでのファイル共有、共同レビューなど、サブスクリプション版でしか利用できない機能も続々と追加されている。
サブスクリプション版も量販店で販売されるPOSA(POS Activation)カード、量販店のオンラインストアなどで提供されるオンラインコード、アドビオンラインストアなど、さまざまな方法で購入できる。POSAカードとオンラインコードは「Adobe Acrobat Pro DC 12ヶ月版」(1万8960円)と「Adobe Acrobat Standard DC 12ヶ月版」(1万6560円)が用意されている(すべて税別)。こちらはプリペイドカードに記載された番号や、メールなどで送られる番号をオンラインで入力することで、製品をダウンロードできる。12ヶ月版よりお得な36ヶ月版も用意されている。
アドビオンラインストアで販売されているサブスクリプション版は月々プラン、年間プラン(月々払い/年一括払い)が用意されており、年間プランだとAcrobat Pro DCが月額1580円、Acrobat Standard DCが月額1380円となり、年間契約時の料金はPOSAカード版と同じになる。Acrobat 2017のサポートは2022年6月までなので、サポート期間で割り算するとサブスクリプションで購入した方がお得になる。なお、Acrobat Pro、Standard、Readerの違いは以下の記事を参照のこと。
アドビオンラインストアではクレジットカード払いのほか、コンビニ払い、銀行振り込み、請求書払いにも対応しているので、購入を検討しているユーザーはぜひチエックしてもらいたい。