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60日で中高6年間の英文法をやり直す!

受講待ち600人 話題の英語ジム「やり直し英語」が初心者に適切な理由

2018年11月15日 11時00分更新

文● 飯島秀明 編集●飯島恵里子/ASCII 撮影●髙橋 智

提供: 恵学社

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ネイティブが潜在的に抱くイメージを捉える

グループレッスン担当 鵜飼 彩氏

 コアイメージとはいかなるものなのか? グループレッスンで講師を務めるトレーナーの鵜飼 彩さんが、具体的な事例を交えながら説明してくれた。

 「現在進行形を例に挙げてみましょう。中学校ではbe動詞+ingで〈〜しています〉と訳すように教わります。The dog is running. なら〈その犬は走っています〉です。ところが、The dog is dying. を〈その犬は死んでいます〉とは訳せません。〈その犬は死にかけています〉が一番近い日本語でしょう。そこで、この事例では〈〜しています〉と区別して〈〜しかけている〉と訳しましょう、そのように教わるわけです」

 日本の英語教育は一事が万事この調子だと鵜飼さんはいう。正しい日本語に訳すという方法で英語を学ぶことが多いため、日本語にそぐわないケースが出るたびに、例外が追加されてきたのである。入学試験でも定期試験でも、こうした例外をたくさん覚えなければならなかったはずだ。英文法が苦手になるのも無理はない。

 「日本語と無関係なネイティブは、当然のことながらis runningとis dyingの間にそんな区別を設けません。ネイティブは、まず文中にbe動詞が来ると〈これから説明が始まるんだな〉というイメージを持ちます。The dog is…であれば、この犬について説明が始まるぞ、そう思うわけです」

 The dog is cute.とくれば「あ、可愛いのか」と思うし、The dog is bigとくれば「大きいんだな」と思う。ネイティブにとってbe動詞は、説明開始を報せるフラグのようなものなのかもしれない。

 「その次のingですが、ネイティブは文中にingが出てくると、〈途中である〉というイメージを受け取ります。The dog is running. なら〈走っている動作の途中なんだな〉と思います。The dog is dying. なら、〈死ぬという変化の途中〉というイメージを受け取るわけです」

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