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駅弁ストーリーズ 第9回

青森×秋田×岩手×宮城:

東北おいしいもの勢揃い駅弁「みちのく味めぐり」

2018年10月01日 17時00分更新

文● 矢崎海里

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「みちのく味めぐり」
購入場所:新青森駅1階 NEW DAYS
値段:1100円
内容:はらこ飯、ホタテ、比内地鶏、三陸産さんま

 こんにちは。44都道府県旅行経験のある、ライターの矢崎です。今回は親族の住む青森に行きました。一緒に行った家族は長期滞在予定で、新青森から東京まではお一人様帰宅。ということで、新青森駅構内のコンビニNEW DAYSにて駅弁を購入しました。

新青森駅構内のコンビニNEW DAYS。

駅弁の品揃えが豊富。

 ここには新青森駅の中でも駅弁の品揃えが豊富で、選び放題。迷った末、女子ならついつい手に取ってしまう、いろいろなご飯やおかずが楽しめる「みちのく味めぐり」を購入しました。

「みちのく味めぐり」弁当。

 新幹線に乗車したときには夕刻。新青森~盛岡区間ではトンネルが多く、外の景色はあまり楽しめないのですが、わずかな隙間から夕焼けが。高い建物がなく、空気が澄んでいるからこその景色ですね。

空気が澄んでいるから夕焼けがきれい。

 駅弁は乗車時間のどのあたりで食べるかも悩みどころです。早めに食べて着く前にまたお腹が空いてしまったら、なんて思いつつ、私の場合気づいたら寝てしまい、食べ損ねてしまうこともしばしば……。

 今回も例に漏れず、気づいたら寝てしまい、盛岡での連結の振動で起きました。東北新幹線のお決まりです。ということで辺りは暗くなっていますが、長いトンネルを抜けた盛岡過ぎからお弁当を開封です。

長いトンネルを抜け、盛岡を過ぎてお弁当を開封。

 この「東北味めぐり」、青森で購入しましたが、他にも秋田、岩手、宮城と近県の食材がちょっとずつ詰まっています。同じくコンビニで見つけた青森のブランド米「青天の霹靂こめ茶」もあわせて購入しました。パッケージには「裏面にお品書きがございます。お品書きを見ながらお食事をお楽しみ下さい」と、すてきな文字が。ひとりで食べると、ついついこういったものをじっくり読んでしまいますよね。

岩手、秋田、宮城、青森の食材が詰まっています。

 中でも一番期待値が高かったのが宮城のはらこ飯。はらこ飯単体の駅弁にしようか迷ったほど食べたかったメニューなので、真っ先に箸をつけます。

宮城のはらこ飯。

 鮭の旨味がご飯にも染みていて、鮭の身も全くパサパサしていない! いくらの塩加減とプチプチ感もいいアクセント。これこそ海の親子丼ですね。そこから時計回りに、帆立めしはベビー帆立ながら存在感のあるしっかりとした味。親族の家でたくさん新鮮な帆立を食べましたが、負けていません。

 秋田の比内地鶏鶏飯じゃ甘辛い鶏そぼろでご飯が進みます。

岩手の秋刀魚の磯辺揚げ。

 岩手の秋刀魚の磯辺揚げはこのお弁当唯一のおかずコーナー。付属の醤油をちょっと垂らせば、磯の香りがより引き立ちます。隣に添えてある山菜入りの山葵菜の醤油漬けや、極太の赤かぶはいい箸休めになりました。

 お弁当の3/4がご飯ものなので食べきれるか、おかずとのバランスは大丈夫か、と不安もありましたが、しっかりとした味付け、やさしい味付けとご飯もメリハリがあり、ぺろりと完食。お品書きを相棒にゆったりと食べていたので、気づけば仙台に到着していました。

 ひとりだと気楽、でも少し寂しい新幹線の旅も、心温まる駅弁に出会えたおかげでお腹も心も満タンで東京へと帰還しました。次はどこでどんな駅弁に会えるのか、新しい旅に思いを馳せつつ、日々仕事に励みます。

ぺろりと完食しました。

書いた人:矢崎

20代のうちに47都道府県旅行に行くことが目標。ひとり旅も友達とのワイワイ旅も大好き。現在46都道府県旅行制覇中です。



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