
米国自由人権協会(ACLU)がフェイスブックに対し、法律に反して男性しか見ることのできない広告を掲載していたと訴えている。
3人の女性を代表して起こされた今回の訴訟では、警察署を含む10の雇用者が、女性やノンバイナリー(男女に分類されない性)ユーザーを対象から外して求人広告を掲載することを、フェイスブックが認めていたと主張している。訴えは、連邦差別禁止法執行機関である米雇用機会均等委員会(EEOC)に提出された。
フェイスブックは電子メールで発表した声明の中で、「フェイスブックに差別が行なえる環境は一切ありません。差別は、フェイスブックのポリシーで厳格に禁止されており、ここ1年間、私たちは悪用防止のためのさらなるシステム強化に取り組んでいます」と述べている。また、広報担当者は、「現在、訴状内容を確認しており、私たちの主張が認められることを期待しています」と付け加えた。
約束は破られたのだろうか? フェイスブックが特定の集団を除外することを広告投稿主に許可し、年齢や人種による違法な差別を助長していたとして訴えられたのは、実はこれが初めてではない。フェイスブックは全米でこのようなやり方をやめると、2018年7月に公に約束したばかりだ。
