キヤノンは9月5日、新マウントである「RFマウント」を採用するミラーレスカメラ「EOS R」を発表。10月下旬に発売する。
有効画素数3030万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを採用、最新映像エンジン「DIGIC 8」を搭載する。レンズの特性情報をレンズからカメラに転送される「RFレンズ」の特長を活かし、レンズの収差や回折を補正する「デジタルレンズオプティマイザ」を装備。
撮像素子の各画素が撮像と位相差AFの両方を兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」を採用、RFレンズの駆動制御に最適化され、最速およそ0.05秒の高速AFを実現。AFエリアは最大5655ポジションから選べるという。
手ぶれ補正はレンズのジャイロセンサーに加えて撮像素子の画像からもブレ情報を取得して補正し、静止画であれば最大5段分の手ブレ補正効果が得られるとしている。連写性能はAF固定であれば最高およそ8コマ/秒(サーボAF時は最高およそ5コマ)の高速連写が行なえる。動画撮影機能は4K(MPEG-4 AVC/H.264)を撮影可能。
背面にはスライドやタップで操作を行なえるマルチファンクションバーを搭載するほか、高精細EVF、サブ電子ダイヤル、レンズ側のコントロールリングなど豊富な操作系を搭載。本体サイズはおよそ135.8×奥行き84.4×高さ98.3mm、重量およそ660g(バッテリー、カード含む)。キヤノンオンラインショップ販売予定価格は25万6500円(ボディ単体)。