韓国のSamsung SDSは現地時間8月27日、ブロックチェーンを活用した銀行向け共同認証サービス「BankSign」を発表した。
これまで顧客が銀行のサービスを利用する際、銀行ごとに登録や認証手続きをし、毎年更新の手続きをする必要があったという。
韓国の銀行連合会と共同で開発したBankSignを導入することで、ひとつの銀行から認証を受けるだけで他銀行のモバイルバンキングが利用可能になり、認証の有効期間も1年から3年に伸びるとしている。さらに認証手段をパスワードや指紋、パターン方式などと多様化させることで、利便性の向上も図ったとのこと。
「BankSignはブロックチェーン技術を銀行サービスに適用した最初の事例です。当社は今後も、銀行や金融機関の競争力を強化するデジタル・トランスフォーメーション事業を拡大していきます」と同社の副社長は述べている。