モトローラからAndroid One搭載スマホ発表!
レノボはIFA 2018に合わせ、モトローラブランドのAndroid Oneスマートフォン「motorola one」と「motorola one power」を発表しました。OSはAndroid 8.1で、Android 9へのアップデートが予定されています。ディスプレーにはノッチのある、今流行りのデザインを採用しています。
motorola oneは主に欧州や先進国をターゲットにした端末。ディスプレーは5.9型のHD+、アスペクト比は19:9で、CPUはSnapdragon 625を搭載、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GBという構成です。カメラは1300万+200万画素のデュアルレンズ、フロントカメラは800万画素となっています。バッテリー容量は3000mAhです。
本体サイズは現時点では未公開ですが、アスペクト比19:9のディスプレーを採用しているため、片手でも十分保持できる大きさです。背面の「M」マークはロゴを兼ねた指紋認証センサーになっており、単調になりがちな背面デザインにアクセントを与えています。表面は光沢感のある仕上げになっています。デュアルカメラは若干本体から出っ張っています。
Android Oneスマートフォンということで、最新のOSへのアップグレードが3年間保証されているほか、プリインストールアプリもほぼAndroid標準のものになっています。価格は299ポンド(約4万3000円)。スペックに見合ったミッドレンジモデルという位置づけの製品です。
motorola one powerは「Power」の名前の通りスペックを強化したモデルです。しかしターゲットは先進国ではなくインド市場で、「大画面」「大容量バッテリー」「セルフィーカメラ」でインドにおけるモトローラのプレゼンスを高めるために投入されます。IFA 2018のレノボブースで担当者に聞いたところ価格は2万5000ルピー程度(4万円前後)の予定とのこと。
ディスプレーは6.2型でアスペクト比はmotorola oneと同じ19:9、CPUはSnapdragon 636を採用、内蔵ストレージは64GBです。カメラは1600万+500万画素のデュアルレンズ、フロントは800万画素。そしてバッテリーは5000mAhと大きく、普通に使って充電ナシで2日間は使えるとのこと。本体背面はmotorola oneとは異なり艶を消したマット仕上げ。金属製のため、本体の重量もmotorola oneよりも重くなっています。
どちらのモデルもデュアルレンズのカメラは片側がボケの測定をする深度計算用。ミッドレンジクラスの製品ながらもいい具合にボケの効いた写真が撮影可能で、撮影後にボケ度合いを変更することもできます。またカメラにはGoogleレンズがビルトインされており、被写体の情報表示などが可能です。なおGoogleレンズのAndroid One端末でのビルトインはmotorola oneシリーズが最初とのこと。
合体型5Gモジュール「5G moto mod」を発見!
ブースには8月に発表された「moto Z3」対応の合体型5Gモジュール「5G moto mod」も参考展示されていました。5G moto modは年内にアメリカのVerizonから発売される予定です。現時点では詳細スペックはまだ発表されていませんが、ブース担当者から現時点で歯名している情報を聞き出すことができました。
5G moto modはVerizonの5Gネットワークに対応し、搭載する5Gモデムはクアルコム製とのこと。すなわちクアルコムのX50モデムが搭載されています。moto Z3に装着したときは、moto Z3の内蔵モデム(Snapdragon 845搭載のX20 LTEモデム)に変わり、5G moto mod側のモデムが使用されます。
5Gの周波数はミリ波とのことで、Verizonの採用する28GHzまたは39GHzに対応。最大通信速度は5Gbpsとのこと。なお、moto modsのインターフェースの通信速度はそれ以上に対応しているとのことで、5G moto modの高速通信への対応は問題ないとのことです。本体の背面左上に見える突起部分が5Gミリ波対応のアンテナです。
また、5G moto modには2000mAhのバッテリーも内蔵されており、単体で利用することも可能。PCとUSBケーブルで接続し単体の5Gモデムとしても使うことができます。他機種への対応はmoto z2では利用可能、初代のmoto zは物理的に装着が可能ですがシステムアップデートが必要になるだろうとのこと。今後Verizon以外へのキャリアからの発売も検討しているとのことです。
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