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IFA 2018レポート 第11回

これ運ぶの!? って思うほどのド級サイズ

100万超すド級機の陰、ひっそりと進化したウォークマンA登場

2018年09月01日 14時50分更新

文● 折原一也 編集●ASCII

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ハイレゾウォークマンの入門機Aシリーズにも新モデル

 ハイレゾ対応ウォークマンのエントリー機種Aシリーズの最新世代機「A55シリーズ」も披露した。プレスカンファレンスでの発表はなかったが、ブース内でワイヤレスヘッドホンの「WH-1000XM3」と共に出展されていた。

ハイレゾ対応ウォークマンの最新モデル「A55シリーズ」

単体の展示はなくワイヤレスヘッドホンの「WH-1000XM3」のプレーヤーとして出展

 A55シリーズのポイントは、高音質化と共に、スマホとの親和性を高めていることにある。

 高音質化については、筐体を削りだしのアルミキャビネットに変えて高剛性化。新開発の金入り高音質無鉛はんだを採用するなど、オーディオ的なアプローチで高音質化を果たしている。

 音楽プレーヤーの心臓部であるアンプ部には、フルデジタルの「S-Master HX」を採用。CDや圧縮音源を高音質化する「DSEE HX」の機能に、AI技術を採用した新しいアップスケーリング機能を新搭載し、曲のタイプを自動判別して高音域を補完する。

 音楽専用機としてのユニークな機能として、アナログ・レコードの豊かな音を再現する「バイナルプロセッサー」技術を搭載した点がある。アナログ・レコードをスピーカーで再生したときのような、温かみある音を再現するものだ。

 スマホとの親和性については、新たにBluetoothレシーバー機能を搭載した。

 ウォークマンAシリーズは、もともとBlutoothを使ったワイヤレスイヤホン/ヘッドホンとの接続に対応していたが、A50シリーズでは、さらにスマホとのペアリングにも対応した。つまりスマホで再生中の音楽やYouTubeなどの音声を、A50を経由して有線イヤホンやヘッドホンで再生できるわけだ。

 欧州でのラインナップがないため価格は公開されなかったが、アジアを中心に順次発売とのこと。

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