プレスリリース配信サービスを運営するPR TIMESは、スポーツチームに特化した配信プラットフォーム「SPORTS TIMES」を発表した。FC東京やガンバ大阪、湘南ベルマーレなどJリーグ9チームと、バスケットボールのBリーグ所属の15チームが発足時より参画する。参画チームとはパートナーシップを結び、PR TIMESを無償、無期限で提供する。プレスリリースを配信できるほか、スポーツ団体のPRについての勉強会なども実施される。
2018年8月20日に開催された、発足発表会でPR TIMESの山口拓己代表取締役社長は今回のプロジェクトについて、「スタートアップ、地域と取り組みを進めてきて、次にスポーツに着目した。スポーツ関連のプレスリリースは(PR TIMES内で)3.8%で、それも商品、サービスがほとんどでスポーツチームの情報は流れていない。勝敗以外が報道されにくく、知られていないスポーツも多いのが課題。スポーツが地方の経済への貢献、地域の人々の応援の楽しみ、地域情報の流通など、地域を重視する方向性と合致した」と説明した。
発表会に参加した栃木SCの橋本大輔代表は「全国メディア、ほかの地域のメディアと付き合えていない。いま東京のベンチャー企業がスポーツチームの支援をしていることもあり、全国的に知ってもらいたいと参画した。スポンサー営業、人材の採用で活用したい」とし、試合の情報以外にも企業としての活動や、地域で取り組みなど報道されにくい部分の情報発信にも利用される。
PR TIMESの1日社長に就任した、柔道家の篠原氏も「マイナースポーツ、全競技の魅力を届けていきたい」と、知られていないスポーツの魅力の発信につながるとPRしていた。
SPORTS TIMESの応募資格はスポーツに関わるプロチーム、実業団チーム、または法人格を有する団体で、対象スポーツも現時点でプロスポーツ以外のアマチュアやマイナースポーツを含む全84種目となっている。