前回の格安SIMで運用している「Xperia XZ Premium(SO-04J)」に、H.I.S.モバイルが提供しているSIMに貼り付けるタイプの(「変なSIM」を海外で使ってみる、の続きです。結局、帰国後にサポートから連絡はあったものの、タイで使えなかった理由は調査中でわからずじまい。
そのあとアメリカでの取材があるため、今度はアメリカで試してみることにします。まずは、変なSIMのアプリを起動させて、画面下の「購入」をタップ。
次に前回と同じく訪問国を選びます。今回はアメリカです。アメリカも利用料金は1日が200MB/500円で、最長7日ぶんを購入可能。前回のケースがあるので、ひとまず1日ぶんだけ購入してみます。
しばらく待っていると無事プランの購入が完了したので、SIMの切り替え作業をします。アプリのホーム画面を左にスワイプさせるとSIMの切り替え画面が表示されます。あとは画面上部のボタンを「国内SIM」から「変なSIM」へとタップして移動させます。
ここまでは前回もうまくいきました。このあと「このプランを使う」をタップすれば、ローミングプランがスタートするのですが、前回はここで作業が進まなくなったわけです。思い切って「このプランを使う」をタップすると、今回はあっけなく有効になりました……。
前回は現地の電波も全然キャッチしませんでしたが、しばらく待っていると今回はちゃんと電波をキャッチしてアンテナピクトも正常に表示しました。ここまで来れば、あとはAPNを設定してデータローミングをオンにするだけです。
ちなみにAPNは国によって異なるので、アプリのヘルプからチェックしておきましょう。
やっと変なSIMを使って海外でモバイル通信ができました、試しに通信速度を測ってみると、下りで1.26Mbps、上りで0.22Mbpsと4G+での接続の割に速くはありません。ただローミングSIMの場合、データ接続がいったん海外を経由したりすることもあり、こういった速度計測で好成績は出にくくなっています。実際に使ってみると、Facebookに複数の写真をアップロードしてもエラーにはならずスムーズ。体感速度としては問題ありません。
ちなみに変なSIMの公式アプリではなく、「SIM Toolkit」でプラン選択をしようとすると、「国内SIMのプラン」と「United States Day Pas」というプランは確認できますが、もうひとつは「.」表示で何のプランかわかりません。
変なSIMの公式アプリでは、前回購入したタイのプランが登録されているので、この「.」表記のプランが前回の購入したタイのプランなのかも。ただしSIMへの書込みが失敗してちゃんと認識されていない……そんな感じです。
アメリカからの帰国後、H.I.S.モバイルのサポートから連絡があり、前回タイで購入したプランは、アプリ内のプラン購入処理が正常に完了していなかった可能性があるとのこと。そのためタイのプランについては返金処理にて対応してくれるそうです。
タイでは失敗してしましたが、アメリカではトラブルなく成功したので、一応Xperia XZ Premiumでも貼るタイプの変なSIMが使えることがわかりました。今後はプリペイドSIMが購入しにくい国で活躍させたいと思います!
この連載の記事
-
第56回
デジタル
SIM交換不要の貼るタイプ「変なSIM」をXperia XZ Premiumで使ってみた -
第55回
デジタル
Xperia XZ Premiumの伝言メモ機能で留守番電話もOK -
第54回
デジタル
Xperia XZ PremiumをPS4のモバイルゲーム機にする! -
第53回
デジタル
やっとXperia XZ PremiumをPS4と連携させてみた -
第52回
デジタル
Xperia XZ Premiumを3点セットと組み合わせてカーナビとして使う -
第51回
デジタル
Xperia XZ Premiumで使用するSIMを通話プラン対応のLINEモバイルに変更 -
第50回
デジタル
Xperia XZ Premiumに台湾のプリペイドSIMをセットして快適な通信環境をゲット -
第49回
デジタル
キャッシュバックにつられてXperia XZ PremiumでGoogle Payを使う -
第48回
デジタル
Xperia XZ Premiumのテーマを変更して新端末気分を味わう -
第47回
デジタル
Xperia XZ Premiumから買い換えたいと思わせる最新Xperia - この連載の一覧へ