柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第280回

プチプレゼントに最適な激安フォトブックをスマホから注文するワザ

ワンコインの激安価格と
送料無料と付属カバーが嬉しい「TOLOT」

　「TOLOT」は、送料無料なうえ厚手のポリ塩化ビニール製のブックカバーを付属しているのが特徴。価格はB6サイズ24ページもしくはA6サイズ64ページで500円。なお、このTOLOTはすべて税込表記である。

　アプリを起動したら、まずは商品を選択。「フォトブック」をタップして、ログイン画面に進もう。ちなみに、フォトブック以外にもカレンダーやポストカードなども注文できる。ログインにはFacebookやTwitter、au IDが利用可能。

TOLOT（iOS版）


作者：TOLOT Inc.
価格：無料（アプリ内課金あり）

※アイコンの横の文字をクリックで、ダウンロードサイトにアクセスします。

　続いて作成方法を選ぶ。「テンプレートから選ぶ」では、成長記録や旅の思い出といったテンプレートを利用できる。ピカチュウやきかんしゃトーマスのようなキャラクターものもあるので、子供向けのプレゼントで活用できる。

　「表紙から選ぶ」では、さまざまなパターンの表紙からテンプレートを選べる。誕生日やカップル向けのデザインで、一目でわかるようにできるのだ。

　今回は「写真から選ぶ」をチョイスした。

　種類は3パターン。「コンパクトにたくさん」がA6サイズ64ページ、「大きめにお気に入りを」がB6サイズ24ページで、どちらも500円。その上に、「大きめにたくさん」がB6サイズ64ページで1000円というプランもある。ここでは、「大きめにお気に入りを」を選択した。

Facebookアカウントでログインできる

作成方法を選ぶ。ここでは「写真から選ぶ」をタップ

フォトブックのサイズとページ数を選ぶ。ここでは「大きめにお気に入りを」をタップする

　続いて写真を選択する。解像度が足りない写真が含まれている場合、警告が表示されるので差し替える。どうしても、その写真を使いたいなら、そのまま作業を進めることも可能。

　写真を読み込んだら、まずは表紙と裏表紙を設定する。続けて、中身のページの編集を行なう。見開きにしたり、説明文を入れたりしてメリハリを付けるといいだろう。文字だけのページにして、ポエムを書くことだってできる。とはいえ、今回はなるべく手間を掛けずに、ということで文字ページはなしにして写真だけを並べた。

写真を選択する。赤い三角マークが付いている写真は解像度が足りていないことを表す

まず表紙と裏表紙のデザインやタイトル/サブタイトルを設定する

写真のレイアウトを調整したり、文章を入力する

送付先などを入力する。途中で、補正のオンオフを選べる。ここでは初期設定のままお任せすることにする

送料がかからないので、会計は税込500円ポッキリ！

発注完了。作成済みのフォトブックはいつでも再注文できる

　到着までは5日から2週間かかり、クロネコDM便でポスト投函される。早速開封すると、ビニールカバーが装着されている状態だった。指紋が付かないし、汚れにくいので、これはとても嬉しいところ。素の状態ではちょっとチープ感が気になったので、カバーの恩恵は大きそうだ。

　印刷の品質は上々で、数分で作成したフォトブックとは思えないほど。こちらも、想い出の写真を並べてプレゼントすれば、感動してくれることは間違いない。

　ちなみに、解像度不足と警告が出た写真をあえて印刷してみたが、B6サイズくらいであればあまり問題ないように感じた。どうしてもお気に入りの写真があるなら、無理矢理使ってもよさそうだ。

フォトブックが届いた！

こちらも、印刷の品質は上々

解像度不足のページも問題なくプリントできていた

　今回は記事に掲載するためにペットの写真を使ったが、これが家族だったりサークルだったりイベントなどの写真なら、もらった人はとても喜んでくれること間違いナシ。しかも、作業時間も10分かかっていないし、価格もワンコイン以下とお菓子をプレゼントするより安いのだ。

　プチプレゼントと割り切って、あえて作り込まずに、数分で作業し、ワンコインで済ませるのがコツ。この手間とコストで、それだけ喜んでもらえるなら、リピート必至。まずは、一度試して欲しい。自分でも欲しくなるほどの満足感が得られることだろう。

筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C（シャープ）から。メインPCは自作、スマホはiPhone＋Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」（日経BP社）、「Twitter Perfect GuideBook」（ソーテック社）、「Dropbox WORKING」（翔泳社）、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。